2010/10/14

エクストレイル 20GT-6AT試乗記

今、非常に人気があると言われているエクストレイルのディーゼル車。待望のAT仕様が加わって、さらに人気が増しているらしい…。 そこで、この人気車を借り出して、街乗り・高速走行を体験してみました^^




AT車売で同じエクストレイルユーザーとして気になっていたところ 先日、クルマ番組「カー■ラ■フィックTV」でまっとーやさんも大絶賛^^

そんな20GTをディーラーのご厚意で、時間制限なしの試乗に借り出すことができました。

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まずは外観。

目立つところでは、フロントマスクの意匠が変更になりましたね。

P1010027b.jpg

以前は車種によって異なるマスクだったものを今回は統一されたとのこと。 なので、リアのエンブレムを見ないと、ディーゼル車か、ガソリン車かわからない… と営業マンの弁。



少々無骨な感じになった感じもします。

真横から見ると、グリルの部分が突き出していて、妙にフロントヘビーな印象でした。



ディスチャージヘッドランプもイマドキな感じにリデザインされています^^
(ディスチャージヘッドランプは20GTでは標準装備です。)



ホイールのデザインも変更されています。

サイズは同じとのことですが、ちょっと大きくなったように見えました(後述)。




こちらはリアビュー。

P1010028b.jpg

ランプ周り以外は大きな変更はなさそうです。



「大きな変更はない」というのは、私的には喜ばしいことです。

エクストレイルの外観の魅力の大きなポイントだと思うんですね。



日本車って「これってあの車?」ってほどガラリとデザイン変えてしまうじゃないですか。

エクストレイルは初代から2代目にフルチェンジされた際にもキープコンセプトで、 エクストレイルそのもの…でしたし、ウチの奥さんなんて、未だに街でスレ違っても、 初代と、自分が乗ってる2代目の区別がつかないほどです(笑)。



今回はフルチェンジではないので当然かもしれませんけれど、3代目へのフルチェンジでも 現行エクストレイルの意匠を残しつつの進化をして欲しいな…って思うんですよね^^




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さて車に乗り込みました。

ここで、ひじょ~~~に残念なお知らせが営業マンからありました。

なんと、20GTには「撥水シートがありません」ですと。



いや、それはマズイでしょ。

私がエクストレイルを選んだ理由の何%かは、撥水シートなんですから。

人が少ない雨天を選んで釣行する私としては、撥水シートや防水の内装は重要です。



ビショ濡れの雨具を気にせず乗り込んだり、 脱いだ雨具や釣道具を気にせず積み込んでトットと帰ってこられるのは非常に助かります。

撥水シートを設定していないなんて、正直、エクストレイルのコンセプトから逸脱です!

ってほどガッカリでした^^;

これは非常に大きなマイナス要素です。




さて、その布地のシートは20Xtのものとは違います。

座面表面は少し柔らかめで身体を受け止めますが、中の方はしっかりしている感じ。

20Xtで最低だった腰のサポートも張り出しがあるように感じました。



実際、1時間半超の試乗でしたが、腰は全く痛くなりませんでした。

これは大きなプラス要素です。




いよいよ、エンジンスタート。

インテリジェントキーなので、イグニッションのレバーをひねるだけで簡単にスタート。

P1010029b.jpg

エンジンがかかるとメーターが浮かび上がります。

20Xtのオレンジ基調とは全く違うインパネ。

シンプルで見やすく、情報が伝わりやすくなった感じがしますが、 常時表示している情報量が多すぎて、若干ウザい感じもしなくもありません。

それと中央のインフォメーション部分、安い電子辞書みたいで美しくアリマセン^^;



ここでひじょ~~~~に珍しいもの発見。
走行距離と、オドメーターの数字をご覧ください!
これ、全くの偶然です!オール「3」並び。
もう30年近く車に乗っていますが、初めてみました。
しかも走行中じゃないですよ、停止してて…ですよ、ものすごい偶然じゃないです?




そして音。

あ~~~、やっぱりディーゼルですね~~^^;

ディーゼル特有の音は出ますね。



かつての「ヨンク」の時代のディーゼルとは違って、ガラガラ…とまではいきませんが、 特有のカラカラ程度の音はどうしてもしてしまうんですね。



まず最初は、この音に慣れるまでは気になるかもしれません。

特に同じエクストレイルのガソリン車からの乗換えだとうるさく感じるかも。


私の車は20Xtですが、試乗後に乗って帰る際、 信号で停止するたびに、エンジンかかってる?と何度も確認してしまうほど静かでした。

アイドリング中のカラカラ音には閉口してしまうかもしれません。



1速から発進、カラカラ音が追いかけてきます。

2速になってもまだかなりの音量で聞こえます。

3速になって、アクセルをパーシャル状態にしてやっとカラカラ音から解放されます。



アイドリング~1,2,3速までのディーゼル特有のエンジン音は慣れないとうるさいです。

でも、4速より上になると、非常にスムーズになって、車の性格が変わる印象です。

これは高速が楽しみな変化だと思いました。




もう一点、街中で気になったのは、頻繁なギアチェンジ。

車が数珠繋ぎで走行しているような状況で、中低速域で加減速を繰り返すような場面では、 2速、3速を行ったりきたり、頻繁にギアチェンジを繰り返すのがウザい感じでした。

よく言えば、速度に合わせて機敏に反応してくれる…ダルにならない… ということかもしれませんが、CVTに慣れたこの身体には、小さいとは言え、 変速ショックをチョコチョコと感じさせられるのは、少々イラっとさせられました。




街中ではマニュアルモードに入れて、できるだけ強制的にシフトアップさせてしまうと、 ギリギリまでそのギアで走行しようとするので、ギクシャクしにくくなるようでした。




少し舗装が荒れた路面を選んで走ってみました。

本当はダートなど走らせてみたいところですが、街中にダートなんてないですし、 試乗車でダートはないでしょう?と言われちゃいそうですからね^^;

サスは、20Xtよりほんの少し硬めかもし?と感じました。

20Xtは「柔らかい」足ですが、GTは突き上げる程ではないですがガッシリ感を感じました。




この辺りの理由は帰宅後にわかりました。

サイズは同じ…と営業マンが言っていたタイヤサイズですが、 20GTは225/55R18なんですね(2000ccガソリン車は225/60R17)。

ちょっと調べたことろ、ガソリン車の前後重量配分は56:44だったものが、 20GTでは、エンジンの重さに加えターボや排ガス対策でフロント重量が増してしまい、 61:39になってしまったようなんですね。

それでタイヤサイズを変更せざるを得なくなり、 それが足回りの印象に影響したのかもしれませんね。




さて高速走行です。

第三京浜港北ICから東京方面へ。


料金所を抜けて、本線合流まででもう楽しくなっちゃいました。

この車、思いのほか、気持ちの良い加速をするんです^^



ディーゼルだからトルクがあるんですね。

同じ2000ccのガソリン車の1.5倍のトルクを持っていて、 しかも最大トルクを2000回転で発生するんですね。



360N・m(36.7kgf・m)/2000rpmというトルクは、 スカイライン等の3700ccエンジンのそれとほぼ同等です。
(361N・m(36.8kgf・m)/5700rpm)

同じライン上で比べられる対象ではないですが数字だけで見るとちょっと感心しちゃいます。




高速走行中の加速も不足のないものでした。

どの速度域からでも、マニュアルモードで、1速ギアを下げて軽くアクセルを踏めば、 スルスル…っと加速して、ストレスなく追い越しレーンを加速できました。

しかもその際の音は低速域のカラカラ音とは異質の心地よいものでした。



巡航状態での回転数は低めの設定。

20Xtで100km/hでは、2000回転を僅かに超えますが、 20GTでは1750回転ほど(メーター目視)。

80km/hでは、1500回転を下回る程度、 2000回転では、110km/hを少し超える速度に達します。


こうした設定も燃費向上に寄与しているんでしょうね。

↑の写真で、瞬間燃費9.4kmになっていますが、 第三京浜を港北→東京、東京→都筑往復で、11kmまで向上してしまいました。


その間の走行はエコランではなく、加速や減速、車線変更など「試乗」している訳で、 決して燃費を向上させる意識などまるでない運転だったにも関わらず…です。

営業マンのトークによれば、高速で20kmに迫る(トータル15km程度)…だそうです。
(ネット上のリポート等では高速燃費17km/L程度のようですね~ま、営業トークです^^)




街中で他の車に囲まれての走行、荒れた舗装路、急な上り坂、高速道路などを 1時間半+αかけて試乗してみました。

そして思うのは、とてもよくできた車だ…ということです。

特に高速では、あきらかに20xtよりも静かでパワフル、そして低燃費…といいことづくめ。 高速走行に関してはほとんど言うことなし…ではないでしょうか。


20Xtで感じたデメリット、荷室からの騒音やシート形状は改善されているようでした。


問題は、街中での1~3速域でのディーゼルエンジン特有の音=うるささ…です。

人によって、燃費と引き換えに全然ガマンできるよ…という人もいるでしょうし、 どうしてもガマンならん…という人もいるかもしれず、それは個々の問題だと思います。




私は、幸い、「撥水シートがない」という逃げ道があって、この問題を悩まずに済みます。

まだしばらくは20Xtで静かなエクストレイルライフを送りつつ、撥水シートを待ちましょう。




でも、私個人の高速利用は、釣りに行くとしても月に2~3回、関西への帰省が年2回、 夫婦での旅行が、年に3~4回…そんなもんです。

20GTの高速走行は本当に気持ちが良かったし、燃費もいいのだろう…と想像できました。

クルマを使うほとんどの場面が街中です。

その場面で、あのカラカラ音と付き合うのは、どうにも気が滅入る感じがします。


街乗りには「リーフ」を買って、ロングドライブには「20GT」。

そんな生活ができればいいのですけれど^^;;




時間制限なしで試乗させてくれたディーラーに感謝します。

本試乗記はあくまで私個人の感じたことを中心に記しています。

数値データなど確認して掲載したつもりですが誤りがあればお詫びして訂正します。

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