2016/11/17

低速モードだってカウントフリーじゃないかと思う件

最近、特定のサービス~SNSの通信を料金にカウントしない、いわゆる「カウントフリー」を提供するMVNOが増えていますが、低速モードを上手く活用する事でも、それに近い効果を得る事ができるんじゃないでしょうか。

20160726_tubooff.jpg

LINEモバイルを筆頭に、カウントフリーを謳うMVNOが少しずつ増えはじめているようです。

カウントフリーとは、特定のコンテンツを利用する場合の通信料を、料金請求にカウントしないという仕組みで、当初、その多くはLINEをはじめSNSを対象としていましたが、最近になって、音楽配信やゲーム、動画などのエンターテイメント系のコンテンツを料金フリーとしているサービスも増えてきました。

スポンサーリンク

LINEモバイルとFREETELの違い

LINEトークなどのよく利用されるSNSの通信をカウントしないサービスに先鞭をつけたのは「ノーカウント」という呼称でサービス提供を開始した「FREETEL」だったように思います(いつの間にかカウントフリーと表現が変わっていますが…)。

LINEトークのテキストの送信をカウントしない…とか、筆者もAppStoreをカウントしない「FREETEL」のiPhone向けのSIMを利用していたことがあります。

また最近では、「DTIsim」が「ポケモンGO」をカウントしないと言うのもありましたし、満を持して「LINEモバイル」が登場し、LINEはもちろん、Facebook/Twitter/instagramでもカウントフリーを実施、さらにはLINEmusicもカウントフリーとするプランが提供されています。

でもこれって、ちゃんと区別しておかなければいけません。

「LINEモバイル」の場合は、LINEはもちろん、Facebook/Twitter/instagramでも、テキスト・画像・動画まで含めてカウントフリーです。

さらに、最も重要と思われるのは、所定のデータ容量を使い切った後でもカウントフリー対象のコンテンツは「高速通信のまま」で利用できる…という点です。

LINEモバイル

「FREETEL」の場合は、料金カウントしないコンテンツに様々な制限があり、一番の問題は、契約データ容量を使い切ると「ノーカウント」のはずのコンテンツでも「低速」での利用しかできない事です。

20161117_ftchatl_001.jpg 20161117_ftchatl_002.jpg

「LINEモバイル」の場合は、契約データ容量を使い切った際の200kbpsでもメールやSMS、音楽ストリーミング程度ならほとんど問題なく利用できる上に、「LINE」「Facebook」「Twitter」「instagram」等の利用は元々通信量カウントに含まれないため、速度制限と無関係に常に高速通信が利用できるという訳です。

ビジネスユースを除いて個人が日々使用する場合で、この程度使えれば問題ないのかな…という感じですね。

一方、「FREETEL」の場合は、チャットサポートに色々な質問をし、総合してみると、元々の通信量が小さいコンテンツに対してのみで「ノーカウント」だと言っているに過ぎず、根本的に「LINEモバイル」の「カウントフリー」とは異なる…ということが分かりました^^;

前述の通り、「FREETEL」でLINEトークをノーカウントで使用できるのは、契約データ容量が残っている場合のみで、容量を使い切ってしまった場合にはカウントしないはずのLINEトークでも速度制限を受ける訳です。

「FREETEL」のノーカウントを正しく言えば、「LINEトークは高速データ容量は消費しないが、容量超過後は速度制限を受ける」です。

データ容量の残量と無関係に常に高速通信でSNSを利用できる「LINEモバイル」と違い、同じカウントフリーという文言を使って、あたかも常に高速通信できるかのような誤解を与える「FREETEL」は、自社サービスを魅力的に見せかけるために「カウントフリー」と言う言葉を利用しているようにしか思えなません(あくまで個人的感想です)^^;

スポンサーリンク

低速モードって?

一方、話しは全然違う方向へ向かいますが、一部には「低速モード」を設けて「高速通信⇔低速通信」を任意で切換えられるMVNOがあります。

ベストエフォート(理論上最速値)表示では各社横並びですが、実測値で良好な速度を計測している優良な低速モードを提供しているのは、「UQmobile」「mineo」「IIJmio」が代表的です。

「低速モード」とは、速度を自分の意志で「低速=200kbps(UQ一部プランでは300kbps)」に抑える事で、高速データ容量を消費せずに通信する事ができる機能で、ワタクシ的には、MVNOを上手に使うコツの大きな要素だと考えています。

日々利用する機会の多いメール・SMSの送受信、トークアプリのトーク(テキスト・スタンプ)、音楽配信サービスなどは、200~300kbpsの低速でも、ほとんど問題なく利用できますが、任意で切り替える事ができない大手キャリア(ドコモ・au・Softbank・Y!mobile)をはじめ、低速モードを提供していない通信事業者のSIMでは、常に高速通信を利用している事で、貴重な高速データ容量を無駄に消費している事になります。

費用をかけて購入している「高速データ容量」を、常に使用して無駄に消費させる事で、より大きな容量のプランが必要になってしまうケースもあるかもしえませんし、単純に考えて、同じコンテンツを利用しても、常に高速通信を使えば、低速併用のばあいよりも早く容量を使い切ってしまう事にもなります。

こうした「高速通信」を必要としない場面では「低速」に指定する事で、無駄な「高速通信」の垂れ流しを抑制、WEB閲覧や動画視聴などの「ここぞ!」という高速が必要な場面のために温存できる事が「高速⇔低速」切換えのメリットです。

上手に切り替えを行って、無料で使える「低速」を使う事で、大事な「高速通信容量」を無駄にしない事は、より小さな容量のプランで済む事にもなりますし、パケットの追加購入の量や頻度を減らす効果もあると思いますので、ワタクシ的には、MVNO使いこなしの大きな要素ではないかと思っているわけです。

IIJmio 低速モード提供中

低速モードもカウントフリーじゃない?

無料で使える「低速モード」。

言い換えると、「低速で利用できるものなら何でも無料で使える」という事になりますので、言い換えればこれも「ノーカウント」サービスだ…とも言えるんではないでしょか。

SNSだのポケモンだの…と範囲を限定せず、どんなサービスやコンテンツでも、200~300kbpsで利用できるものなら全て「ノーカウント」って訳です^^

通信速度制限後でも、動画も含めて高速で利用できる「LINEモバイル」の「カウントフリー」ほどの破壊力はないにしても、「高速通信」の「量」と「料」を抑制・節約する効果は、「低速モード」にも十分あると思います。

mineo 低速モード提供中

同じ低速モードでも速度が違う

大手キャリアの「低速」の速度をご存知でしょうか?

128kbpsです。

速度制限かかっちゃった方なら実感としてお分かりかと思いますがほとんど使えません。

本当に驚くほど遅いんです^^;

ちなみに、キャリアである「Y!mobile」の低速は「128kbps」です

MVNOの「低速」は、任意で設定できる/できないは別にして、多くの場合「200kbps」となっています。

200kbpsと言う速度は、128kの1.6倍程度しか違わないのですができる事は相当に違います。

前述のメール・SMSはもちろん、LINEトークも重たい画像でなければ十分にこなせますし、音楽ストリーミングもほぼ問題なく使えてしまいます。

さすがに、昼時・夕方・夜間などの混雑時間帯は厳しいですが、それでもニュースサイトや当ブログも含め画像のあまり多くないブログであれば実用範囲だと言えると思います。

ただしこれはちゃんと公称値200kbpsまで速度が出ていれば…の話しです。

以前にこんな記事を書きました。

関連記事:使える低速モード・使えない低速モード

一口に「低速モード」と言っても、実効速度が各社で違います。

高速通信の速度については、よく比較サイトさんなどで定期的に計測・比較されていますが、低速モードでの比較ってあまり見かけませんが、実際に使用してみると計測値に差が生じる事は確認済です。

以前のデータを引っ張り出してみます。

IMG_0113j.jpg IMG_3792j.jpg 20160811_uq_lowspeed_1458.jpg

左から「FREETEL」「mineo(D)」「UQmobile」の各々の低速モードの計測値です。

「mineo(D)」と「UQmobile」が、理論最大値200kbpsの上限ギリギリまで速度が出ているのに対して、「FREETEL」は半分の100kbps止まりです。

もちろん、計測タイミングの問題がありますので一概には言えませんけれど、同じ「低速モード」でも各社で差があるのは事実で、実際に使用している上での体感速度もかなり違いを感じます。

100kbpsというと、大手キャリアのペナルティ的速度制限時より遅い可能性があるわけで、正直、あえてこの速度に自ら設定したいとは思わないです^^;

UQmobile
低速モード解説ページを見る

今回は、カウントフリーの違いと、低速モードの活用でカウントフリーの代替になるのではないか…というお話しを書いてみました。

しっかりと速度が出ている「低速モード」であれば、疑似的ですが「カウントフリー」的に使えるんじゃないかな?…ってお話しでした。

一口に「カウントフリー」「低速モード」と言っても、各社でその性能に違うがあるのだなあ…と改めて認識した次第です^^

より良いスマホライフを!

スポンサーリンク

関連記事

コメント

非公開コメント