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2017/03/26

U-mobile S~Softbank SIMの使い勝手を検証~通信速度○ サービス△

実質的に汎用に供される初のSoftbank回線MVNOとなる「U-mobile S」を3日間使ってみて分かった使い勝手とは?SIMの基本性能というべき通信速度や、気になるサービス関連についてチェックしてみました。

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日本通信が長きにわたる交渉の末、やっと発売に漕ぎつけたSoftbank回線を使用したMVNOsim。

「これは是非とも使ってみなくては…」

と、3/22の発売日の朝一でSIMパッケージを購入~開通させてから丸3日間使用してみましたが、あれこれ面白がって弄っていたら、早くも1GBを使い切ってしまいました^^;

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1,000MBでデータ容量使い切りです^^;

※U-mobileSの1GBは、1024MBではなく1,000MBなんですね。

そんな3日間で分かった事や使い勝手などをまとめてみたいと思います。

なお、「U-mobileS」は日本通信の販売パートナー「U-mobile」が販売するSoftbank回線SIMですが、元は日本通信から供給されているもので、日本通信が自社で販売する「b-mobileS」と名前違いの兄弟SIMで、料金やサービス内容は全く同じです。

以下は、特別な指定がない限り、「U-mobileS」を「b-mobileS」と読み替える事ができます。

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そもそも「U-mobileS」のメリットとは?

日本通信が、これだけSoftbank回線にこだわったのは、やはり「SIMロック解除対象外」のiPhoneユーザーの取り込みでしょう。

Softbankは日本のキャリアの中で最初にiPhoneの取り扱いを開始し、「iPhone4s」でauが、「iPhone5s/5c」でドコモが参入するまで、1社独占のカタチで国内でのiPhoneの販売を行っていましたので、日本通信の狙いは、「SIMロック解除対象外」の端末~つまり「iPhone5~6」~のユーザーが相当数いる…と踏んでの事だと容易に想像できます。

今さら…ですが、大手キャリアが販売するiPhoneには、他社で利用できないよう「SIMロック」がかけられていますが、2015年5月以降に発売された端末については「SIMロック解除」に応じなえればならないというルール改正が行われた事により、「iPhone6s」(2015年9月発売)を皮切りに、続く「iPhoneSE」「iPhone7」はロック解除可能になりました。

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問題は「iPhone6」「iPhone5s」「iPhone5」といった4GLTE対応のSIMロック解除ができない端末で、Softbankで使い続けるか、他社へ乗り換える際には別端末を購入するしかありませんでしたので、日本通信は、ここに「日本通信SIMならそのまま使えます」という選択肢を提供することで、端末買換えなしにSoftbankからMVNOへの乗換えユーザーの獲得を目論んだものと思われます。

ユーザー側からしても、この点がメリットである事は確かです。

MVNOへ乗り換える最大の理由は料金の安さである訳ですから、コストをできるだけ抑えたいと思えば、端末を買い換えずにそのまま利用できれば、端末購入コストを省くことができるわけです。

手持ちの端末をそのまま利用できる…という面で、できるだけ新端末購入のコストをかけたくないというユーザーのニーズに答えているのは事実かと思います。

とは言え、日本通信が狙った通りに旧端末ユーザーがこぞって乗換えるか、あるいは今まで休眠したいたiPhoneを復活させてSIMを刺すのか?…と言うと、SIMやサービスの問題もありますし、外部の要因もあって、なかなか思惑通りにはゆかないのかな?と言うのが正直な感想です^^;

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通信速度は文句ナシ!

まだサービス開始直後ですので、ユーザー数もまだ少ないでしょうから当然と言えば当然ですが、どの時間帯でも快適な通信速度が提供されています。

昼12時台でも速度低下は見られず、速度に関する使い勝手は文句ナシです^^

以下は、混雑しがちな時間帯を狙った速度計測の結果ですが、まったく安定して速いのがわかります。

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昼12時台でも50Mbps超の快速ぶりです。

テストログの方は、3/25の17時台までは全て30Mbps超が記録されています。

また、3/25の20時台、22時台は、容量を使い切ってしまって低速に制限された後の計測値ですが、低速上限の200Kbpsまできっちり速度が出ているので、WEB閲覧程度であれば十分に実用になっていました。

問題は、この速度をどう維持するのか…ですね^^

例えば、昨年2016年9月にサービスインした「LINEモバイル」も、当初は同じように「ユーザー数が少ないから速くて当然」と言われていましたが、半年を経過した現在でも快適な速度を維持しており、「LINEモバイル」が通信速度の維持に対して特別に注力している事が想像できます。

「b-mobileS」も「U-mobileS」も、同じようにユーザー数が増えても通信速度を維持できれば、今後登場してくる「通話付きSIM」も人気が出る可能性は大いにあると思います。

しかし、逆に通信速度が低下してしまうようであれば、日本通信が目論むほどのユーザー数を集めるのは難しくなるかもしれません。

いずれにせよ、今後の通信速度の推移を見守りたいところです。

以下は最新の速度計測関連の記事です。よろしければ併せておよみください。

参考記事:スピテスアプリ「4GMark」~各社SIMのスコアは?意外な結果が(2017/05/22)

参考記事:au/Softbank回線 格安SIM5社のスピードテスト(4GMark使用)2017年6月7日版(2017/06/08)

Y!mobileを凌ぐスコアをマークして予想外なパフォーマンスぶりを発揮しています(*^▽^*)

U-mobileS 公式サイト

サービス面は要改善項目多し

速度は今のところ文句ナシ…ですが、サービス内容や使い勝手はどうでしょうか。

項目ごとに検証してみたいと思います。

まあ簡単に言うと、ワタクシの不満暴露大会です(笑)。

■料金が高いっ!

「U-mobileS」は、まだ通話可能なSIMは発売されておらず、データ専用SIMのみで料金プランは以下の4タイプです。

  • 1GB/月…月額880円
  • 3GB/月…月額1,580円
  • 7GB/月…月額2,980円
  • 30GB/月…月額4,980円

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「U-mobileS」の料金は、日本通信の狙いである「Softbankユーザーの端末そのまま乗換え」の視点で見れば、確かにSoftbankよりは割安料金で利用できるようになります。

データ定額だけの料金での比較でも、2,900円/1GB(Softbank)→880円/1GB(U-mobileS)と歴然たる料金差があります。

しかし、500円/1GBが標準になりつつあるドコモ系MVNO他社との比較では割高感は否めません。

狙いはあくまでSIMロック解除対象外端末での乗換えで、他社SIMは安くても使えないのだから…と言うかもしれませんが、それって少々「阿漕(あこぎ)」では?と思います。

つまり、SIMロック解除対象外端末を使えるのはウチだけだから、使いたければ多少割高でも文句言わないでね…的な(笑)。

回線の賃料はドコモ<au<Softbankの順に高いので致し方ない側面があるのかもしれませんが、何だか足元見られているような感覚はどうしても付いて回ります^^;

何とか、1GB/500~600円程度のMVNO並みの料金にはならないものでしょうか…^^;

■データ専用

今回はデータ専用SIMのみの発売です。

日本通信側は、可能になったものからまずはお試し…的に発売したのかもしれませんが、データ専用SIMではどうしてもメイン利用にはなりにくいです。

やはり電話機としての機能としては、通話があってのメイン端末ではないかと思いますので、早急に通話SIMを投入すべき…と思います(言われなくても分かってるよ!だと思いますが^^;)。

こちらは、ワタクシの「U-mobileS」SIMを刺したiPhoneですが、IP電話を使って一応通話(発着信)は可能にしてあります。

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実はワタクシの仕事部屋は「ドコモ:圏外~1」「au:3~4」「Softbank4~5」と電波状況が芳しくないので、逆にWiFiで着信できるIP電話の方が確実に電話を受ける事ができる…という特殊事情があってのことなんですが、通常は、緊急通報ができない等のデメリットも大きいので、やはりメイン端末は「090/080通話」が可能な通話SIMであるべきだろうと思います。

来るべき「通話付きSIM」の発売に向けて、データSIMでお試ししてください…といったニュアンスがあるなら、料金が高すぎると思いますけれど…。

■容量の追加購入ができない

「U-mobileS」のデータ容量は、1GB/3GB/7GB/30GBの4種類です。

ワタクシの場合は、単なる興味からの利用で必要に迫られてはいないので、データ量は最少1GBで悩みませんでしたが、ある程度実用的な使途で利用する場合に、「容量の追加購入」ができないのは非常に不便ではないか…と思います。

例えば、3GBあれば十分でしょ…と思っていても、突発的・偶発的な理由で契約容量を月中で使い果たした場合、残りの期間はずっと低速200kbpsに忍従しなくてはなりません(実際にワタクシは3日間で契約容量を使い切りました~笑)。^^;

これはキツイですよね。。。

まして、「U-mobileS」には「初速バースト機能」もありませんので、低速制限下で全てを賄うとなればかなり厳しそうです(低速上限いっぱいまでは独が出ているので、WEB閲覧程度ならなんとかなると思いますが…)。

それが怖ければ、1つ上の容量を契約してね…だとしたら、またしても阿漕ですよね(笑笑)。

自社の利益にもなる事ですので、ぜひ「パケット追加購入」機能は装備して頂きたいと思います。

この他にも、「テザリングができない」とか、「パケット使用量(残量)や料金が手軽に確認できるアプリがない」等もあり、サービス面ではデメリットが多いように感じています。

今後、どの程度まで改善されるのか注目ですが、このままという事になるとサービスそのものが少々魅力に欠けてしまうキライがあるように思いました。

日本通信が目論むユーザー数を集められるのか…注視したいと思います。

U-mobileS 公式サイト

サブキャリアiPhoneSE発売の影響

もう1つ、日本通信の野望を打ち砕く要因となりそうなのが、「Y!mobile」「UQmobile」のサブキャリア系から「iPhoneSE」が発売された事です。

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参考記事:Y!mobile・UQmobile~iPhoneSEを販売開始!サブブランドの強み発揮

「iPhoneSE」は、4インチ液晶を搭載して外見はまんま「5s」ですが中身は「6s」同等という特殊なモデルで、2016年春に発売され現在でもAppleオンラインショップで継続販売中の現行モデルです。

大手キャリアのサブブランドとは言え「格安SIM」に分類される2社から、現役iPhoneが発売されるというのはかなりのインパクトがありますし、3年落ちの「5s」でさえ一定の人気を得ていた事を勘案すれば、SEが相当の人気機種になるのは目に見えています^^;

Softbankに『日本通信の思い通りにはさせない…』といった意図があったかどうかは分かりませんが、「Y!mobile」「UQmobile」はサブブランドとして、それぞれの通信(Softbank/au)グループ内にユーザーを留めるにが大きな役割である事を考えれば、意図はどうあれ、結果的に日本通信の思惑に待ったをかける効果は十分にありそうです。

Y!mobile公式サイト

UQ mobile公式サイト

さらに、これまで同系列内の乗換えには適用しなかった「スマホプラン割」「スマトク割」を適用するキャンペーンを展開するなど、日本通信だけでなく、全てのMVNOにとって脅威となるような施策を続々繰り出すサブブランドは本当に手強い競争相手となりつつあります。

今後、日本通信サイドからどのような通話SIMが発売されるのか(あるいは発売されないのか)分かりませんが、少なくとも現在のサービス内容だけを比較すれば、容量追加もできずテザリングもできない上に割高な「U-mobileS」に比べ、通話定額込み+端末購入アシスト付きのサブブランドの1980プランが魅力的に見えてしまうのはワタクシだけなんでしょうか。

正直に思ったままを書けば、SIMロック対象外端末を利用できる…というだけに胡坐をかいたようなサービス展開は、あまり魅了がないように思います。

もちろん、従来使えなかった旧端末を救済する…というのは素晴らしい事ですが、そうであれば尚更、プランとしての基本性能をキチンと揃えた上でSIMロック端末を利用できるカタチにすべきではないのかなあ…と感じます。

U-mobileS 公式サイト

今回は、「U-mobileS」を3日間使った感想を書いてみました。

昔愛用した端末をサブ端末として復活させたい…と思う方には絶好のサービスですし、何よりSIMロックiPhoneをロックしたままで使えるというメリットは大きなもので、そこにこそ本サービスの最大の魅力があるのは確かだと思います。

上記で若干不満たらたら…な感じで書きましたが、「b-mobileS」「U-mobileS」の発売自体には非常に好印象を持っています。

Softbank回線のMVNOの開始は非常にニュースな出来事ですし、よくぞここまで漕ぎ付けてくれた…と感心します。

Softbank回線のMVNOにはどんどん拡がって欲しいと思いますが、中身のさらなる充実を是非お願いしたいと思います。

あともう一息、サービス内容をブラッシュアップして欲しいな…という希望であって、このSIMを否定するものではありませんので誤解しないでくださいね(≧▽≦)

Softbank版のiPhone旧端末をお持ちの方は要チェックです↓

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