2017/04/21

5時間プランが人気のNUROmobileの通信速度は向上したのか?

1日5時間以内なら通信量による制限はありません…という画期的なプランを打ち出したNUROモバイルですが、通信速度が苦しいのがネックでした。その後、通信速度は改善したのでしょうか?

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「NUROモバイル」が、時間軸を料金制に持込んだ画期的な「5時間プラン」を導入してから2か月が経過しました。


その間、某所調査で「コストパフォーマンスの高さ」項目においてユーザー満足度ナンバー1を獲得するなどの評価を得てきましたが、ワタクシの印象では、せっかくの画期的な「5時間プラン」も通信速度でその良さが発揮できていない…というものでしたが、通信速度は改善されたの?という事が気になっていました。


⇒『NUROmobile~0sim・本回線の通信速度が遅いので驚いた件





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5時間プランてどこがスゴイ?




「5時間プラン」のスゴさは、利用できる通信量に他なりません。


これまでの通信会社の料金の区分けは、基本「契約データ容量」があって、その上に、「通話」「オプション」「端末」などの料金・代金が上乗せになるものばかりでした。


これは大手キャリアでも、MVNOでも同じで、下(少ない)は100Mバイト程度から、上(多い)は容量無制限まで、各社、様々な容量による「プラン」を打ち出しており、ユーザーは自分が月間に利用するデータ量に応じてプランを選んできました。


データ量のカウント方法は、月間の最大容量が決まっていて、それを超えると速度制限がかかる「固定制」と、月間に使用した分だけを支払う「従量制」とがありますが、基本的には使用した容量によって料金が決まるという点では同じでした。


また、固定制容量無制限の場合で契約容量以内でも、所定の期間に一定量以上の通信が行われた場合(例えば3日間で3GB等)には速度制限が行われるなど、実質上、通信量が全く制限されないプランは存在しませんでした。




ところが、さすがにSony系というべきなのか、通信料プランに従来にはなかった「利用時間」という区分け概念を持込んだのが「NUROモバイル(ニューロモバイル)」でした。


「1日5時間」という括りの中であれば、どんなに通信を利用しても速度制限は行わないし、料金が割増しになる事もない…という、大量にパケットを消費するユーザーには「神」のようなプランを登場させました。


「5時間プラン」リリース直後に、実際にサポートに電話をして確認していますが、1日5時間以内という以外に一切の制限がない…と言う言質を得られましたし、当然WEB上にも明記されています。


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肝心の「5時間」ですが、毎日の「時間消費」については自動的に「高速通信利用」が判断され加算されてゆきます。


メール受信やLINEトーク等の非常に短い通信に関しては加算されず、WEB閲覧や動画再生、ファイルダウンロードなどのまとまった通信が発生した際にのみ「高速通信利用」と判断されて、「5時間」から消費されてゆきますので、普段の利用をケチって「5時間」分を節約…なんて心配は不要で利用できるのも良いですね^^


仕事や学校が終わって自室に戻り、ゆっくり映画でも…なんて場合には、1日5時間以内であれば毎日「データ容量」をきにせずに映画を見る事ができますし、日中のメールやLINEなどは「5時間」にカウントされません。


同じ「NUROモバイル」の固定制の最大容量プラン(データSIM)は2,300円/10GBですが、これを毎日同じだけ利用すると、約340MB/日しか使うことができません。


「5時間プラン」は、月額2,500円で1日に使用できる容量の上限はありませんので、10GB/日でも利用可能であり大容量プランの極め付け…とも言えるスゴいプランになっています。


ちなみに、480pのYOUTUBEを5時間見た場合は約2.1GBになります。


⇒『NUROmobile~5時間プランはどこがスゴイのか

NUROmobile公式サイト

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プランを活かす通信速度




日ごろから、ワタクシはスマホを利用する上で、「通信速度」「通信安定性」は『基本性能』ですと言ってきました。


まずは基本性能である「通信速度」が、時間や場所に関わらず常に実用域の速度を維持できていて安定している事が実現できなくては、どんなにお得なプランでも、どんなに楽しいコンテンツでも、それを活かすことができません。


どんなに美味しそうでも、実際に食べる事ができないのであれば、それは「絵に描いた餅」です。



「5時間プラン」でも同じで、1日5時間以内なら動画見放題、WEB見放題…と言われても、実際の通信速度が遅かったり安定しないのであれば、動画は途切れ途切れになってしまうでしょうし、画像の多いWEB閲覧にもイライラが募る事となってしまいます。


前回2017/02/09に計測した際には、あまりの通信速度の遅さに驚いてしまい、こんな速度では「通信量無制限」なんて意味がない…と思ったものでした。


あれから2か月、年度も新たになった現時点の「NUROモバイル」の通信速度は向上しているんでしょうか…。




実際に、アトランダムに計測してみました。


こちらは、計測アプリの履歴画像です。

20170420_nuro_speed001.jpg 20170420_nuro_speed002.jpg


こちらは前回(2/9)の計測結果との対比です。

2月 4月
9時台 - 32.51Mbps -
10時台 35.02Mbps 22.39Mbps 8.26Mbps
12時台 0.29Mbps 0.44Mbps 0.86Mbps
14時台 0.19Mbps 19.71Mbps -
15時台 0.19Mbps 3.69Mbps -
17時台 0.21Mbps 1.29Mbps -
18時台 - 0.39Mbps -
19時台 0.27Mbps 0.33Mbps
20時台 - 0.55Mbps -
21時台 0.28Mbps 0.27Mbps -
23時台 0.26Mbps 0.62Mbps -
0時台 13.02Mbps 18.31Mbps -
1時台 - 13.52Mbps -
2時台 - 25.46Mbps -
平均 5.52Mbps 9.28Mbps


如何でしょうか。


前回よりは多少の改善が見られるように思いますが、まだ「1Mbps」を切る速度も少なくありません^^;



WEB閲覧時には、余程の大きさの画像でもない限りは「0.5~1Mbps」出ていれば何とか実用範囲、「1Mbps超」出ていれば合格点と言えるレベル…と言われますが、動画閲覧の場合はもう少し速度が要求されます。


例えば、「YOUTUBE」の場合でスマホで綺麗な画面で視聴するためには「480p」、タブレットでは「720p」が必要と言われていますが、これらの画質を滑らかに綺麗に視聴するための通信速度は「2~3Mbps」とされます(意外と速くないんですね^^;)



ただ、この数値は最大値ではダメな訳で、逆に遅くても常に「2~3Mbps」を維持していなければ、長い映画などを快適に視聴し続ける事ができません。


閲覧する時間帯にもよりますが、意地悪く、最混雑時間帯の昼12時に動画を見る…という想定で考えた場合、その時間帯に最低でも「2~3Mbps」を安定的に出せるSIMは、混雑時間帯以外では不必要に思われるほどの高速が出ている場合が多いんです。


これを「NUROモバイル」に当てはめてみると、1日の中で、昼12時台はもちろん、夕方でも、夜間でも「2~3Mbps」どころか、最低限の「1Mbps」さえ割り込む時間帯が何回もあり、「5時間プラン」がウリにしている、動画見放題…的な通信量無制限使用は実現しずらい状況であると言わざるを得ないように思います。


特に夜間の落ち込みは深刻で、多くのユーザーがゆっくり動画を楽しむとすれば、いわゆるゴールデンタイムである19~24時にこそ高速が出ていなければならないはずですが、昼12時台に落ち込んだ速度は、午後の時間帯で一旦は若干の回復を見せますが、夕方のピーク時以降はずっと「1Mbps」未満が続き、回復するのは深夜0時を過ぎてから…という傾向です。


果たしてこうした通信速度の特性で、せっかくの画期的プラン「5時間プラン」を活かしている…と言えるのかどうか…^^;


前回よりは好転している時間帯もあるので、今後、さらなる改善があるかもしれませんが、現時点では好きな時にサクっと高速通信ができる状況ではなさそうだ…と言わざるを得ないと思います。


参考記事:U-mobile MAX~20~30GB大容量プランのベスト・コスパはこれだ!

NUROmobile公式サイト

実効速度表示の影響は




総務省がMVNOにも実効速度の表示を求める見解を示しました。


大手キャリアに関しては、各社すでに実効速度表示に対応済で、みたいと思えば誰でも参照する事ができます。


■ドコモ:https://www.nttdocomo.co.jp/support/area/effective_speed/

■au:https://www.au.com/mobile/area/effective-speed/

■Softbank:http://www.softbank.jp/mobile/network/explanation/speed-survey/


各社とも総務省の定める「移動系通信事業者が提供するインターネット接続サービスの実効速度計測手法及び利用者への情報提供手法等に関するガイドライン」に則って計測・表示しているので、同じ条件で見比べる事ができます。


最大値・最小値・中央値・75%値・25%値が表示されていますが、計測値店ごとのデータとして表記されていますので、全体の数値またはご自分がスマホをお使いになるエリアの数値が参考になります。


ワタクシは、最小値は「遅くてもこのぐらいは出る」と読み換え、中央値は「平均でこの程度は出る」と読み換えて参考にしています。




MVNOの場合は、現在は「ベストエフォート」という事で、理論上の数値(つまり調子よければここまでは出るはず…的な^^;)しか表記されていませんが、もし実現すれば通信会社選びの1つの基準になるかもしれません。


ただ問題は、某社のようにテスト数値だけ良く見せる「スピードテスト・ブースト」を行うような事業者がどんな数値を公表するのか、その数値に信憑性があるのか、さらにMVNOの企業規模で大手キャリアと同程度の実効速度調査が可能なのか…等々、やればやったでまた問題も出てきそうですが、理論値のみの現在よりは良くなるのかな…と思います。


翻って「NUROモバイル」のような実効速度に「1Mbps」を切るような時間帯や地点がある場合、一定の(つまりユーザーが納得する程度の)速度以上に速度を上げてくるのではないのかな?という期待も持てるかもしれませんね^^

NUROmobile公式サイト

今回は、画期的な「5時間プラン」が人気の「NUROモバイル」の通信速度について調べてみました。

結果としては、前回よりは好転傾向にあるけれど、時間帯によっては動画閲覧等の「5時間プラン」の主目的になりそうな利用方法において、実用的ではない可能性もあるのかな…という印象でした。


さらなる速度アップを図って頂いて、せっかくのプランを活かせるようになって欲しいと1人のSonyファンとして思いました。


筆者追記

プランやサービス内容に関しては、他社にない独自性を発揮していて「さすがSONY」と感心しますが、通信速度に関しては決して褒められる速度が提供されていなかったNUROmobileが、ついに本気になった?のかもしれません。

2017年9月に大規模な回線増強が実施された事により、NUROmobile/0simの通信速度が大幅に改善されています。

昼12時台では若干の速度低下は見られるものの、2~5Mbps程度の速度を維持できており、通常の利用であればストレスなく使用する事ができます。

さらに、朝夕・夜間の混雑時間帯でも5Mbps程度の速度域が維持されており、時間割や深夜割などのお得なサービスが実用性を持つようになっています。

良いサービスなんだけど速度がねえ…というのが従来のNUROmobileであれば、現在では、良いサービスを実用的に利用できるお勧めMVNOとしてご紹介できるようになりました。

問題はこの速度をどこまで維持できるか…ですが、それはNUROmobileに限った事ではなく、全ての格安SIMの課題でもあります。

「0sim」であっても、十分な速度を出せています。

≪追記ここまで≫

NUROmobile公式サイト

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コメント

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Re: 計算間違い?

こんにちわ>Livingdeadさん

ご訪問&コメントありがとうございます。

> そうかなぁ。。。>同じ「NUROモバイル」の固定制の最大容量プラン(データSIM)は2,300円/10GBですが、これを毎日同じだけ利用すると、約34MB/日しか使うことができません。

確かに…💦桁が1つ足りません。ご指摘ありがとうございました。
気を付けますm(_ _)m

計算間違い?

そうかなぁ。。。>同じ「NUROモバイル」の固定制の最大容量プラン(データSIM)は2,300円/10GBですが、これを毎日同じだけ利用すると、約34MB/日しか使うことができません。