MVNO~3GBプランのベストチョイスは?
数あるMVNOと各種プランの中で、エントリープラとしてお勧めな各社の「3GB」クラスのプランを比較してみました。

MVNOと言う言葉も浸透してきて、今までより幅広いユーザーが格安SIM/格安スマホに興味を持つようになっていますが、ユーザーの志向は、節約派と大容量派に二極化している様子も見て取れます。
昨今は大容量プランの話題が数多く取り上げられていますが、今回は節約派の本流とも言える「3GB」前後のプランに焦点を当てて、代表的なMVNOの「3GB」プランの料金や、その他の費用について比較してみました。
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代表的な10社のサービス
まずは代表的なMVNOの3GBプランを一覧表にしてみます。
\ | 月額基本料 データ/通話 |
データSIM SMS料金 |
通話定額 | 初期費用 | 初月 基本料 |
低速 モード |
IIJmioD | 900/1600円 | 140 | H830円/10分 | 3000円 | 日割り(※) | ○B |
IIJmioA | 900/1600円 | 込 | H830円/10分 | 3000円 | 日割り | ○B |
mineoD | 900/1600円 | 120円 | H850円/5分 P840円/30分 P1680円/60分 |
3000円 | 日割り | ○B |
mineoA | 900/1510円 | 込 | H850円/5分 P840円/30分 P1680円/60分 |
3000円 | 日割り | ○B |
LINEモバイル | 1110/1690円 | 込 | × | 3394円 | 無料(※) | × |
U-mobile | 900/1580円 | 150円 | P800円/60分 | 3394円 | 日割り | × |
DMMmobile | 850/1500円 | 150円 | H850円/5分 | 3000円 | 日割り | ○B |
楽天モバイル | 900/1600円 | 120円(※) | H850円/5分 H1680円/フル |
3394 | 無料 | × |
OCNモバイルone | 900/1600円 | 150円 | H850円/10分(※) | 3394円 | 無料 | ○B |
NifMo | 900/1600円 | 150円 | H850円/10分(※) | 3394円 | 無料 | × |
BIGLOBE | 900/1600円 | 120円 | H650円/3分(※) P650円/60分 |
3394円 | 無料 | × |
UQmobile | 980/1680円 | 込 | × | 3000円 | 日割り | ○ |
表を順番に見てゆきましょう。
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■基本料金
基本料金は、左が「データ専用」、右が「データ+音声」の月額基本料です。
基本料金は、全てのMVNOが1500~1680円の180円の中に収まっていますが、「安さ」で見ると「DMMmobile」が最安で月額850/1500円で利用可能です。
他に、「mineoA(au回線)」「U-mobile」が音声付きで1500円台で利用できます。
ちなみに、「U-mobile」には3GBの固定制料金がなく、1GBを境に2段階料金制となる「ダブルフィックス」の3GB使用時の料金を表示しています。
最も高いのは「UQmobile」ですが、それでも900/1600円台に辛うじて収まっていますので、基本性能を考えれば十分検討範囲内だと思います。
「UQmobile」は、2年縛りの「ぴったりプラン」系ではなく、MVNOらしい「データ高速(+音声)」プランを掲載しています。
■SMS月額料金
「データSIM」契約時にオプションで「SMS」をチョイスした場合の月額利用料です。
au回線は元々SMS機能が含まれますので、別途契約の必要はありません。
ドコモ回線では唯一「LINEモバイル」がSMS込みの料金ですが、他社よりその分だけ割高なので、「SMS料金込み」と言うよりは、「SMSなし」のプランがない…と言った方が正しいかもしれません。
それは、LINE利用時の認証の問題で「SMS必須」と考えているのかもしれません。
■通話定額
各社の通話定額で、「H…かけ放題」「P…通話パック」です。
「LINEモバイル」と「UQmobile」以外はすべて「通話定額」をチョイスする事ができ、「mineo」「BIGLOBE」は、かけ放題と通話パックいずれかを選択できます。
しかし、「mineo」の通話パック(mineoでは通話定額と呼ぶ)は、他社が60分/800円前後が相場なのに対してかなり割高なのが気になります。
また「BIGLOBE」のかけ放題/通話パックはIP電話利用となるので、音質の問題で少し不安があります。
かけ放題は、「IIJmio」「OCNモバイルone」が既に10分かけ放題を提供開始しており、6月以降「NifMo」が「10分かけ放題」の提供開始を予定しています。
「楽天モバイル」では、5分かけ放題の他に、時間制限のない「フル」のかけ放題を月額1680円で提供しています。
■初期費用
・契約事務手数料…3000円
・SIM発行手数料…394円
ドコモがSIM発行手数料をMVNOに課すようになり、そのままユーザーに転嫁する事業者が多くなってきました。
「SIM発行手数料」を課す・課さないで、3000円か3394円かの違いになっています。
■契約初月の基本料金
契約月の基本料金の請求に関する違いです。
多くのMVNOが日割りですが、中には「初月無料」の場合もあります(初月解約の場合は満額になるケースあり)。
解約月の場合は、ほとんどのMVNOデ1か月分満額請求となりますが、「mineo」は解約月も日割りとなります。
■低速モード
通信料に影響する低速(200kbps)モードのありなしです。
「B」は、「初速バースト機能」付きである事を表します。
※バースト機能とは、通信の最初だけ高速通信する機能で、テキストや軽いWEBなどが警戒に受信・表示できるため、低速時の使い勝手向上が期待できます。
MVNOごとの特徴
■IIJmio
料金は、特に安くもなく高くもない標準的なものです。
2017/04より「かけ放題」がパワーアップされ、「誰とでも10分(変更)」「家族と30分」になりました。
誰とでも10分のかけ放題も使い勝手が良さそうですが、同一IDの家族への通話は30分間かけ放題というのは、家族同士の通話が多いユーザーにはかなり魅力的です。
現在のところ、「SIM発行手数料」は課されておらず「契約事務手数料」のみの初期費用で契約できます。
低速モードは「初速バースト機能」により使い勝手が良い上に、「TypeA(au回線)」はまだユーザー数が少ないせいか、理論値200kbpsいっぱいの速度を計測する事が多々あり、非常に実用性の高い低速モードとなっています。
TypeDの通信速度はユーザー数が多い分、かなり苦戦を強いられていますが、とことんダメ…という事なく最低限のレベルを常に維持できているのはさすがです。
MVNO界のリーダー的存在ですので、卒のない平均点の高いサービスが多くのユーザーに支持されています。
月額400円を1年間割引するキャンペーンを実施中で、これを利用すると3GBプランが向こう1年間500/1200円で利用可能です。
■mineo
常にランキングTOP5に入っている非常に人気の高いMVNOである一方、通信速度は苦戦を強いられているのはMVNOの宿命的な問題かもしれません。
月額基本料は平均的で過不足ない料金レベルです(Aプランが他社より若干安めの設定です)。
mineoのかけ放題は「5分」で、料金は標準的ですが、通話パックは他社が60分/800円前後である事を勘案すると、割高で少々使いにくい印象です。
契約初月の基本料金は日割りですが、実は解約月も日割りで請求してくれるので、うっかり月を跨いでしまった場合でも、使った日数ぶんの料金を支払えば済むのは良心的です。
mineoの低速モード時のバーストは、他社に比べると弱め…と言われており、あまり効果を実感できないという人もいるようです。
mineoもIIJと並んで非常に人気が高く、ドコモ/au回線を選べるマルチ回線MVNOです。
■LINEモバイル
ドコモ系SIMでダントツの速さを見せる「LINEモバイル」です。
ずっと、サービスイン間もないためユーザー数が少ないので通信速度が速いのは当たり前だ…という評価でしたが、すでに半年以上が経過してる現時点では、あきらかに通信状態を注視し速度低下への対応を行っていると見て良いと思います。
プラン料金は、データ専用SIM「LINEフリープラン」が月額500円という非常にリーズナブルな料金で利用できます。
3GBプランの場合は最少でも1110円~と、他社(900円が相場)より若干割高ですが、この金額にSMS機能込みである事や、LINEを始めとするSNSの通信料を料金カウントしない「カウントフリー」である事を考えれば許容範囲ではないかと思います。
端末の分割支払いができない事や、通話定額サービスの提供がない事など、他社と違う路線を行っている感はありますが、「カウントフリー」は大きな魅力ですし、もし仮に「カウントフリー」の恩恵を受けない使い方であっても、通信速度で苦心するドコモ系MVNOにあっても常に高速通信可能である事は大きな選択事由になると思います。
速度でドコモ系SIMを選ぶなら「LINEモバイル」イチオシです。
■U-mobile
今、「U-mobile」が面白いです。
個人的に最近のU-mobileには非常に興味を持っています^^
業界初の「Softbank-iPhone」SIMは、パートナーである日本通信から提供を受け、SIMロックしたままのSoftbank-iPhoneに刺すだけでデータ通信を可能にしており、眠っていた古いiPhoneをどれだけ蘇らせたのか…と考えるとワクワクするものがあります。
また、使ってみない理由がない…とお勧め中の「無料トライアル・キャンペーン」が、
≪月間5GBx2か月SMSなし≫
↓
≪月間無制限x2ケ月SMSあり≫
にパワーアップしたのも興味をそそられるニュースです。
≪筆者註≫U-mobileのトライアル・キャンペーンはすでに終了しています。
筆者が昨年暮れにトライアル利用した際には、通信速度には正直期待していなかったのですが、思っていた以上にちゃんと速度が出ていて、苦しい時間帯はあるものの十分実用範囲だったのが印象に残っています。
今回、お試しが「無制限プラン」になってさらにお勧め度アップです。
料金的にはデータSIMは標準的ですが、音声付きは若干安めで1500円台/月で利用可能です。
ここに掲載している料金は、2段階料金制の「ダブルフィックス」というプラン(固定制の3GBがない)ですが、毎月のデータ使用量に変動があるユーザーは、1GB以下の場合は月額680円で済む…というプランです。
通話定額も提供しており、60分の通話パックを800円/月で利用可能です。
データ量無制限プランであれば不要ですが、他のプランで低速モードがないのが残念なところですが、目下、お勧め度急上昇中です(笑)。
■DMMmobile
NVNEが「IIJ」である事で、通信品質には定評があり、プラン料金の安さも業界トップクラスです。
DTIsimがその座を奪うまでは「業界最安」を謳っていたMVNOですが、最近はあまりそのアピールは控えめになっているようですが、今でも割安なプラン料金で使いやすい事業者です。
「IIJ」の方には3GB未満の小さなプランがないので、そうしたミニマムプランをIIJ品質で利用したいユーザーには「DMMmobile」がお勧めです。
IIJmio同様、低速モードは初速バースト機能付きです。
■楽天モバイル
以前の楽天は、通信速度が遅く正直使い物にならない…とか、スピードテストアプリの時は速いが体感が伴わない…といった悪い評価が目立ちましたが、最近は通信速度は回復傾向にあるようです(昼12時台でも5Mbps程度は出ているとか…)。
と言うより速い部類に入ってきた感じで、ようやく資金的な体力の強さが生かされてきたのかな…等と感じてしまいます。
特筆すべきは、国内MVNOで最初に「かけ放題」サービスを開始した事です。
先日は従来の「5分かけ放題」に加えて、時間制限のないいわゆる「フル」タイプのかけ放題の提供を開始するなど、かけ放題に関しては中心的な存在です。
また、楽天モバイルのSMS付SIMは特殊で、系列が運営するメッセージアプリ「Viber」(機能はLINE同等)にIP電話番号を付与し手セットしており、SMSが使えるだけでなく、データSIMでありながらIP電話番号を持つSIMになっていて、筆者的には興味をそそられています(ミニマムプランがないので踏み切れない^^;)
契約初月の月額利用料が無料なのは歓迎ですが、低速モードがないのは残念なところです。
■OCNモバイルone
「OCNモバイルone」を運営するのは「NTTコミュニケーションズ」ですが、この会社、色んな所で名前を聞きますが、MVNO関連だと「LINEモバイル」のMVNEとして、通信速度や品質、あるいはカウントフリーの技術面などのサポートをしており、技術力の高さを証明した格好です。
その割に、自社MVNOの「OCNモバイルone」ではあまり目立つ印象がありませんが、2月にMVNOとして初めてかけ放題を「10分」に拡大する等、地味だけれどキチンと仕事をする会社…というイメージがあります。
表に掲載した料金は標準的ですが、実は3GBの固定プラン料金ではありません。
110MB/日(1日に110MB:月間3.3GB程度)プランの料金で、固定制の3GBプランより割安なのでこちらを掲載しましたが、NTTコム自身もこのプランを推奨している中心的なプランです。
■NifMo
インターネットの老舗ニフティが運営するMVNOで、安定した通信速度が評価されており、知る人ぞ知る…的な玄人好みのMVNOという印象があります。
料金やサービス内容は標準的なものですが、今年6月以降に「10分かけ放題」サービスの開始をアナウンスしていますので、使い勝手の向上が期待できます。
1GB等の小さいなプランがなく最少3GBからになるため、若干ユーザーを選ぶかもしれませんが、安定的に質の良いサービスを提供するイメージです。
■BIGLOBE
KDDIに買収されましたが、現在のところその影響は見られず旧来通りのドコモ系MVNOとして運営を続けていますし、新たな展開もあって、買収されたからドコモ系業務を縮小…という事もなさそうです。
筆者はこの会社にはあまり良いイメージを持っていません。
実は大手キャリアから最初に乗り換えたMVNOが「BIGLOBE」だったのですが、2015年当時の「BIGLOBE」は、通信速度は遅いし、それを延々放置するし、問合せには事務的でフレンドリーさのカケラもないし…、あげく、回線の解約とメンバーは別だと余計に回避を取られるなど、最低の印象を持ってしまいました。
現在の同社がどんな会社か知る由もありませんが、数字で見る限りは標準的で可もなく不可もなく的なイメージです。
少し気になるのは、通話定額が割安な料金設定の処ですが、実はこれ、IP電話なので通常回線の電話ではない点にご注意ください。
■UQmobile
MVNOだと言いながら、中身はほぼauのサブブランド…なので、他社MVNOと同列で比較して良いのか悪いのか…^^;
メインの「ぴったりプラン」系では、通話定額に「通話パック」と「かけ放題」を選べて、しかもプラン料金込みで使えますし、低速モードも他社より100kbps速い300kbpsでの提供等、お得感はあるのですが、如何せん「2年縛り」なので、MVNO感には乏しいです。
そこで、MVNOらしいプランという事で、音声1年縛りの「データ高速」プランで掲載しましたが、こちらはあまりにシンプル過ぎて、通話定額もありませんし、端末のセット分割購入もできませんし、低速モードもごく普通の200kbpsでの提供…など、魅力に欠けてしまうキライがあります。
とは言え、筆者はこの「データ高速+音声通話」プランを契約して、じきに1年になりますが満足感は決して低くありません。
他社・他プランへの乗換えや移行は全く検討しておらず、このまま継続して利用するつもりでいます。
その理由は2つです。
1つは再三書いていますように、圧倒的な通信速度と超安定の通信品質に負う処が大です。
何時でも何処でも、サクサクっと通信できる事が基本性能だと考える筆者的には、昼だから、夜だから…と速度が落ちるMVNOは使いたくないんです。
そういう意味では、ああして欲しい、こうして欲しいの要望は色々ありますが、それでもこの通信速度を失ってまで、プランやサービス面を優先して他社に乗り換える気にはならないのです。
2つ目は、通話をあまりしない…と言う事が大きいように思います。
いくら通信速度が速くても、通話料金が嵩んではやはり乗換えを考えてしまうかもしれませんが、通話が少ないことで、通話定額がない事もマイナス要因にならずに済んでいる…と言う事だと思います。
G-Callなどの通話半額サービスの利用で通話は十分手当できているので、現状の満足度は高い訳です。
筆者としては、この通信速度と安定性を手に入れられて、他社MVNOと数十円程度の料金差であれば、逆にこちらの方が価値があると考えます。
低速モードも200kbpsですが、理論値いっぱいまで速度が出るので混雑時でなければ全然実用レベルです。
3GBプランのベストチョイスは…
■通信速度重視で選ぶ
になるかと思います。
「UQmobile」はもう別格…という事で、速度に関していう事はありません(笑)。
LINEモバイルは、「サービスインしたばかりでユーザー数が少ないから」と言われていましたが、開始後半年以上が経過した現時点でもドコモ系でダントツの速度を誇り、若干の低下が見られた時期にも手当て~回復が早かった事を高く評価したいと思います。今の姿勢であれば、今後も速度を大きく落としてそのまま…とう事は考えにくいです。
3位は、U-mobileの中でもSoftbank回線の「U-mobileS」限定です。まだ開始したばかりのサービスですので速くて当たり前ですし、音声SIMもないですし、データの追加購入もできないので特殊ですが、サクサク感は使ってみればその気持ちの良さが分かると思います^^ Softbank-iPhoneをお持ちならぜひ…^^
「IIJTypeA」もまだ十分速いと言えます。一時の爆速ぶりは収まりましたが、それでも他社ドコモ系と比べればそのサクサク感はまだ健在です。特筆すべきは低速モード時の速度で、理論値いっぱいまでキチンと速度が出ている実用性の高さが高評価です。筆者はほとんど低速のまま使用しています(笑)。
「楽天モバイル」は、正直まだ完全には信用していない(笑)のですが、最近のテストサイトさんの計測値などを拝見すると、徐々に「まとも」な速度を提供するようになってきているのかも?と半信半疑の状態ですが、それでも実測値が出ている以上、無視はできない点といった感じです^^;昼12時台で5Mbps程度、他時間帯も5~10Mbps程度をコンスタントに出せているようなので要チェックです。
■コストパフォーマンスで選ぶ
単にプラン料金の安さという事ではなく、オプション料金やキャンペーンなども含めた相対的な月額利用料で選んでみます。
データ専用SIMの6か月間の初期費用+料金-キャンペーン等の合計額です。
- IIJmio
- U-mobile
- DMMmobile
「IIJmio」は3GBプラン料金900円x6ケ月=3,600円ですが、1年間400円割引キャンペーン中ですので、3,000円/6か月となります。 初期費用は、Amazonで「ウェルカムパック」が648円で販売されていましたのでこれを加算すると、6か月間のコストは3648円になります。
「U-mobile」は、「トライアルキャンペーン」を2か月利用し、プレゼントされるエントリーコードで「U-mobileダブルフィックス」を4か月間利用すると、プラン料金900x4ケ月+SIM発行手数料394円で、合計3,994円となります。
「DMMmobile」は、現在「事務手数料無料キャンペーン」(5/31まで)を実施中ですので、初期費用ナシでプラン料金850円x6か月=5100円となります。
他社でも、5000円キャッシュバック(BIGLOBE)や、月額1000円割引(楽天もバル)等がありますが、いずれも12か月間の使用が義務付けられています。
上記3社は、データSIMであれば最低利用期間がなく、キャンペーンの適用も受けられるので6か月間での利用も可能です。
■サービスの魅力度で選ぶ
MVNOが提供するサービスや取り組みで特徴的なものをピックアップしてみます。
「コレちょっと面白そう」「コレ興味あるな」といったサービスやキャンペーンです。
1位には「U-mobile」の「トライアルキャンペーン」を選びました。 この5/9から、従来の「5GBSMSなし」→「LTE無制限SMSあり」にパワーアップされた無料お試しキャンペーンです。2か月間、データ量無制限で試す事ができ、ユーザーが負担する費用はSIMの返送料のみ…とう太っ腹企画で、お試し終了後に本契約する際には契約事務手数料も無料にしてくれる等、至れり尽くせりのお試しキャンペーンです。使ってみない理由が見当たりません(笑)。
2位は「IIJmio」のパワーアップしたかけ放題を選びました。「誰とでも10分 家族と30分」が月額830円というのは通話が多いユーザーには非常に魅力的です。今後かけ放題は10分が標準化してゆくと思いますが、家族間30分まで他社も導入するかは微妙です。今は先駆者としても評価したいと思います。
3位は「LINEモバイル」のカウントフリーです。LINEをはじめSNSにかかる通信量をまったく料金カウントしないので、プランのデータ容量を使い切ったとしても、SNSだけは高速通信のまま利用できるのはさすがに本家だな…という印象です。LINE通話を前提としているためか、通話定額がないのが残念ですが特定ユーザー向けですが、カウントフリーは大きな魅力です。
■総合的に選ぶ
さて、それでは最終的に総合TOP3を選ぼうと思いますが、MVNOとしての立ち位置が微妙な「UQmobile」は、通信速度における別格特Aという事で殿堂入り的に除外します(笑)。
その上で、各社の料金や使い勝手、サービスやキャンペーンの内容など勘案した総合順位は以下のように決めました。
1位の「IIJmio」は、通信速度では若干の苦労が見えますが、総合的に見て非常に安定しており、ユーザー本位のサービスやキャンペーンを展開しているな…という印象です。
例えば、他社のキャッシュバックや割引は、本来最低利用期間のないデータSIMに対して12か月間の利用を強制する内容が多いのですが、「IIJ」の1年間400円割引は、データSIMはいつやめてもい…という基本的なルールを外さない処に好感を持つ訳です。
見かけの好条件をぶら下げてユーザーの締めつけや囲い込みを行うのは常套手段ですので、例えキャンペーンであっても基本的なルールを変えない姿勢は筆者的には高く評価したい処です。
また、「誰とでも10分家族と30分」のかけ放題もユーザー目線の良いサービスだと思いますし、1年間縛られないなら、400円割引で利用してみようかな…という気にもなろうか…というものです^^
2位は、「U-mobile」を選びました。
「Softbank回線SIM」「トライアルキャンペーン」には注目していますし、いずれも実際に使ってみましたがいずれも満足度は悪くないものでした。SoftbankSIMは継続していますが、高速で安定しており使いやすいSIMです。今後、どこまでこのレベルを維持できるか…が肝心ですが、それは日本通信次第ですね^^;
「トライアル」も使わない理由が見当たらない程お得なキャンペーン内容もさる事ながら、実査に使ってみた使用感も悪くないものでした。思っていたより速度も出ていましたし、何しろ、無制限(当時は5GB)なので使いでがあります。
1GBを境に2だ回料金制の「ダブルフィックス」もお試し後のプランとしてお勧めだと思います。 また、b-mobileと共に唯一のSoftbank系SIMも意欲的なサービスだと思いますし、動画配信の「U-next」と絡めたサービスも「ならでは」ではないかと思います。かなりユニークさを感じるMVNOです。
3位は、順当なら「LINEモバイル」を選びたい処ですが、端末の分割払いができない事や、通話定額がない等、少々ユーザーを選ぶ傾向があるように思うので、あえて「DMMmobile」を選びました。
IIJをMVNEに持つことでの通信の安定性に加え、IIJにはない細かなプランや料金の安さも選びやすさに繋がるでしょうし、かけ放題やバースト機能付き低速モードなど、全ての面でソツなく構成していて平均点の高さを感じました。
今回は、有名どころ10社12回線の中から、筆者の独断的偏見に基づいた「3GBプランベストチョイス」を選んでみました。
こうして1社ずつピックアップして見直してみると、あんなに人気の「mineo」ですが、速度はあまり良好ではない、料金は平均的、通話定額は若干割高、低速モードはあるがバーストが弱めとの評判…等々、あまり特徴がない平均点的存在のような感じがしました。
もちろん、これ以外にも多くのユーザーサイドに立ったサービスを提供していて、筆者自身の利用経験も踏まえた上で良いMVNOだというイメージがありましたので、少々意外な感じがしました。
拾い上げてみると色んな事が見えるものですね^^;
より良いスマホライフを!
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