LINEモバイル再契約~今LINEモバイルがお勧めな理由(ワケ)
前回契約は、LINEモバイルのサービスインと同時でしたが、約2か月で解約してしまいました。その後ずっと気になっていたんですが、やはりどうしても気になるので再契約してしまいました^^
2016年9月、鳴り物入りで登場したLINEモバイル。
サービスインした当時に利用して、あまりその良さが分からないまま、約2か月間の利用で解約してしまったLINEモバイルですが、解約してしまってからジワジワとその良さが分かってきて、解約した事を後悔したものでした。
解約後もずっと気になっていて、ついに本日、再契約(※)の申込みを行いました。
※再契約の制度がある訳ではありません。もう一度契約申込みをした…という意味です^^;
解約した事を後悔して、迷いながらも再契約を決めたMVNOは他にありません。
UQmobileも2回契約していますが、UQの場合はデータSIMをお試し利用した上でメインの音声SIMを乗り換えたので、解約してから半年後に、どうしても使ってみたくて再契約…といういのは他に例がありません。
どうしてそんなにLINEモバイルが気になったんでしょうか。
今、オススメの理由…というカタチで、私が気になったLINEモバイルのお勧めポイントをチェックしてみたいと思います。
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通信速度に関して
私は通信速度・通信安定性はSIMの基本性能だと考えています。
どんなに割安でお得なプランでも、どんなに魅力的な端末をラインナップしていても、基本性能である通信が快適に行えないのであれば、それらは単なる「絵にかいた餅」でしかありません。
極端な事例で、例えば5GBが月額1,000円のプランがあって、このプランを契約したユーザーには好きなスマホを無料でプレゼントという条件付きだけれど、通信速度は常に100kbpsしか出ない…というサービスがあったとして、果たしてこのサービスは快適に利用できるんでしょうか?
自分は電話しかしない…等の特殊な利用を除いて、ごく当たり前の使用方法の場合には、100kbpsではテキストのみのメールの送受信やSNSトークがやっとで、他の通信サービスはほぼ使えないと思われます。
そうなると、せっかくの5GBデータを使い切る事など到底及びませんし、最新鋭のスマホを貰ったとしてもその機能・能力のほとんどを活かすことができませんよね?
そういう意味で、私は通信速度・安定性はSIMの基本性能だと考え、混雑時間帯でも一定の速度が確保できるSIMをお勧めしたいと思っていますし、自分自身でもそういうSIMを使いたいと思っています。
では、LINEモバイルの通信速度はどうでしょうか
MVNOのサービス開始直後はユーザー数が少ない関係で高速が出やすいものですが、時間経過と共にユーザ数の増加に伴って速度は徐々に低下し、そのSIMが人気を博せばさらに速度的には苦しくなる…というのが一般的なパターンです。
ところが、LINEモバイルの場合は、3ケ月・半年・3四半期とサービス開始から時間が経過してもあまり速度低下を起こさず、現在に至っており、他のドコモ回線MVNOとは明らかに一線を画す速度を維持し、各所の速度計測サイトさんでもドコモ系随一の速度が実証されてきています。
これだけの時間が経過してもあまり速度低下を起こさないのは、事業者が速度に関して余程大きな関心を払っているからだと思いますし、速度低下を注視し未然に防ぐ対策を講じているからではないか…と思うんです。
もちろん、キャリアそのものであるY!mobileや、サブブランド化が顕著とされるUQmobileと同等…とはゆきませんが、それでもドコモ回線MVNOの中ではダントツと言える快適通信を維持しているMVNOとして注目すべき存在になっている…言えると思います。
私がしきりに速度に関して書いても、あまり速度に関心がない方も少なくないようです。
現在のルールでは、MVNOの通信速度はベストエフォート(理論上の最速値)を表示すれば良い事になっていますので、各社とも殆ど同等の速度が出るかのように記載していますが、すでに大手キャリアでは実効速度の表示が義務付けられており、遠くない将来に、MVNOでも同様に実効速度表示が義務付けられると思います。
そうなると、プランやサービス内容では各社拮抗して明確な差が付けにくくなっている状況で、実効速度がMVNOを選ぶ有力な条件としてクローズアップされてくるのは間違いない処ではないかと思います。
速度の違いを歴然と目の当たりにしても、その数値を気にしないというのは逆に難しいですからね^^
でももし、明日から突然に実効速度表示が義務となっても、現状のLINEモバイルは全く問題のない実効速度を維持できていますし、逆にそうなった方がLINEモバイルの良さがアピールできるのかな…などと想像してしまいます。
そんな訳で、今の時点でのLINEモバイルの実力を体感したい、実効速度を計測してみたい…という衝動を抑えられず再契約に至った次第です(≧▽≦)
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カウントフリーに関して
当ブログでは、「低速モード」の有効性をたびたび述べてきました。
低速モードとは、ユーザーが任意で通信速度を低速に設定する事で、高速通信容量を温存して必要な場面で適切に利用する事ができる機能で、低速モードを利用する事で、月間の契約容量の縮小や、料金の圧縮に繋がるMVNOには無くてはならないお役立ち機能です。
しかし、LINEモバイルにはMVNOの必需品ともいえる「低速モード」がありません。
その代り…と言得るのが「カウントフリー」機能です。
「カウントフリー」機能とは、「LINE」をはじめ「Facebook/Twitter/instagram」等のSNSの通信に掛かる費用を、データ容量の消費にカウントしない…と言うもので、対象となるサービスは、データ容量の残量に関わらず常に高速通信で利用する事が可能(速度制限対象外)になるサービスです。
SNSの通信が契約容量とは別枠で常に高速通信で利用できる一方、SNS通信が契約データ容量を消費しない事から、通信容量の節約にもなり、限られた高速通信容量を必要な場面で有効に利用できる…といった利点があります。
この事を考えると、実は「低速モード」も、ある意味では「カウントフリー」だという事もできる事に気づきます。
つまり、「カウントフリー」はLINEモバイル側は定めたコンテンツに限って高速データ容量が消費されない仕組みであり、一方の「低速モード」は、特定のコンテンツに限定されずユーザーの任意の場面(低速に指定している間)で高速データ容量が消費されない仕組みだ…という事ができる訳です。
そういう意味で、LINEモバイルに「低速モード」がないけれど、「カウントフリー」がその「高速データ容量を消費しない通信」という役割を果たしていると考えられ、画像や動画の送受信までSNS機能内に限っては高速でやり取りできる「カウントフリー」は優れているのか、画像・動画の送受信は低速では厳しいが、無料で利用できる場面に制限がない「低速モード」が優れているのかは、利用者の使途によって一概に言えないのかもしれません。
通話サービスに関して
LINEモバイルには、他社より立ち遅れている…とされてきた面もありました。
それが通話関連のサービスです。
LINEモバイルは、LINEの無料通話があるせいか、あまり通話に関しては大きな動きを見せてきませんでしたが、ついに2017年6月に通話関連サービスにも対応しました。
「通話半額アプリ」の提供と、「10分かけ放題」オプションの新設です。
「通話半額アプリ」は、文字通り20円/30秒の標準通話料の半額10円/30秒で通話できるアプリで、LINEモバイルユーザーであれば誰でも利用する事が可能です(通話SIM利用の場合)。
こうした「通話半額アプリ」は、相手先電話番号の頭に特殊な番号(数字)を付加する(プレ=前に、フィックス=付ける)事で、料金の安い通話回線を経由して通話させる「プレフィックス(方式)電話」を利用するためのアプリで、特殊番号の付加を自動的に付加してから発信してくれる機能を持っています(LINEモバイルのアプリ名は「いつでも電話」です)。
この特殊番号は通信会社によって異なり、LINEモバイルの場合は「0035-45」で、通常の電話アプリから発信する際に冒頭に手動で付けても半額通話となります。
さらにこのアプリを使って通話発信する事を条件に、月額880円で「10分かけ放題」オプションも開始となりました。
2017/02月の「OCNモバイルONE」、同4月の「IIJmio」がかけ放題を「10分」に拡大した事で、今後のかけ放題は10分が標準化するのでは?という記事を書いた事がありましたが、まさに後発のLINEモバイルは「5分」ではなく、「10分」をチョイスしてきました。
プレフィックス電話を使ったかけ放題の利点は、かけ放題の10分が経過した後でも10円/30秒の半額通話になるという事です。
UQmobile等の電話回線直結のかけ放題の場合は、音質劣化がないのが特徴ですが、制限時間を超えると20円/30秒の標準通話料が適用されてしまうので、料金面で言えば圧倒的に「プレフィックス電話」が有利です。
以上のような通話関連サービスの充実によって、LINEモバイルのSIMとしての魅力は大幅にアップしたと感じます。
通話関連サービスの充実は、これまで、通信速度は魅力だけれど通話をすると高くつく…というLINEモバイルの評価を一変させ、今前以上にLINEモバイルへの敷居を低くすることに寄与していると考えられます。
Y!mobile/UQmobileとの比較
前項までで、SIMは基本性能たる通信速度において一定の速度・安定性を維持できていなければ…と書きました。
さらに、ドコモ回線MVNOの中でダントツの速度だ…とも書きました。
また、高速データ容量を消費しないサービスが重要であり、加えてこれまでは弱点と言われた通話関連サービスの開始によって、LINEモバイルのSIMとしての使い勝手が大幅に向上し、魅力がアップした事も書きました。
そうした視点でLINEモバイルのライバルを探すと、それは基本性能たる通信速度で対抗できないドコモ系他社MVNOではなく、いわゆるサブブランドの2社~「Y!mobile」と「UQmobile」だという事になろうかと思います。
一覧表にして比較してみましょう。
\ | UQmobile | LINEモバイル | Y!mobile | |
プラン | ぴったりS おしゃべりS |
データ高速 | コミュニケーションフリー | スマホS |
利用期間 | 2年 | 1年 | 1年 | 2年 |
通話SIM基本料 | 初年1,980 翌年2,980円 |
1,680円 | 1,690円 | 初年1,980 翌年2,980円 |
2年総額 | 1,980円x12 2,980円x12 計59,520円 |
1,680円x24 40,320円 |
1,690円x24 40,560円 |
1,980円x12 2,980円x12 計59,520円 |
かけ放題料金 | 基本料込 | - | 880円 | 基本料込 |
かけ放題込総額 | 1,980円x12 2,980円x12 計59,520円 |
- | 2,570円x24 61,680円 |
1,980円x12 2,980円x12 計59,520円 |
かけ放題時間 超過後料金 |
5分かけ放題 20円/30秒 |
- | 10分かけ放題 10円/30秒 |
10分かけ放題 20円/30秒 |
通話パック | 60分無料通話 | - | - | - |
データ容量 | 2GB | 3GB | 3GB | 2GB |
データ繰越し | ○ | ○ | ○ | - |
残量確認 | アプリ | WEB LINEアプリ |
WEB | |
カウントフリー | - | - | ○ | - |
低速モード | ○ | ○ | - | - |
低速時速度 | 300Kbps 任意可能 |
200Kbps 任意可能 |
200Kbps 制限時 |
128Kbps 制限時 |
初月料金 | 日割り | 日割り | 無料(※) | 日割り |
解約月料金 | 日割り | 日割り | 満額 | 満額 |
ポイント | LINEポイント | Tポイント |
■料金関連
まずは料金関連の比較です。
通話SIMとしての基本料はLINEモバイルと、UQmobileの通常プランが最も安いですが、「かけ放題」オプションを付けると、サブブランド2社は基本料込であるのに対して、LINEモバイルは別途880円必要となります。UQ通常プランは通話定額の設定がありません。
かけ放題込の料金は、サブブランドは1年目/2年目で料金が異なるので平均額で比較すると2,480円/月、LINEモバイル2,570円と比較すると、その月差額は僅か90円である事が分かりますが、データ容量はLINEモバイルが3GBでサブブランドより1GB多いので、言い換えると1GBを90円で買っている事になります。
1GB容量が多いのに差額90円と言うのはお得かもしれませんね。
また、かけ放題の通話料金に眼を向けると、プレフィックス方式を採用するLINEモバイルは制限時間超過後でも10円/30秒で通話できるのに対し、サブブランドでは20円/30秒の標準通話料となります。
1回の通話時間が長ければ長いほど、通話料金合計の差は大きくなります。
ただUQmobileにのみ、「通話パック」の制度が用意されており、月間60分までの通話が基本料込で利用できますので、回数は少ないが1回の通話時間が長い方はこちらがお得になるかと思います。
1GB多く90円高いLINEモバイルか、1GB少なく90円安いサブブランドか…はユーザー次第でほとんど差がないと言えそうですが、かけ放題の超過後の通話料の差はかなり大きいと思われます。
料金面では、超過後通話料が安いLINEモバイルか、通話パックの用意があるUQmobileいずれかがお勧めになろうかと思いますが、通話定額が不要な場合には、UQmobile「データ高速+通話プラン」とLINEモバイル「コミュニケーションフリー」プランが月額1680~1,690円で同等額となりお勧めとなります。
ちなみに、通話定額を使わなくても、G-Callのような通信会社に関わらず利用できるフリーの通話半額サービスを利用することで、通話定額800円分で40分ぶんの通話が可能となりますので、一概に通話定額を使った方が得…という訳ではありません。
参考記事:今オススメの通話サービスはコレ!~通話料節約にG-Call
■データ容量関連
データ量は、サブブランド系が2GB(データ増量含む)で、LINEモバイル/UQ通常プランは3GBです。
しかも、サブブランドを2年後に契約を更新すると、(現行ルールのままであれば)データ増量がなくなるため1GBとなってしまいますが、その点、LINEモバイル/UQ通常プランは3GBとしての契約なので容量が途中で減る事はありません。
またY!mobileは、使わなかったデータ容量を翌月に繰り越す事ができず、毎月最大で2GB容量しかありません。
UQmobile/LINEモバイルは繰越し可能です。
また、UQは「低速モード」、LINEモバイルは「カウントフリー」機能があり、高速データ容量を節約する事ができるのも大きなメリットですが、Y!mobileは、繰越しも、低速モードも、カウントフリーも用意されていないのは使い勝手の面でかなりマイナスな印象です。
特に、UQは任意で低速指定が可能で、「ぴったり/おしゃべりプラン」の低速時は300Kbpsとなっています。
LINEモバイル(200Kbps)、Y!mobile(128Kbps)は任意での設定はできず容量を使い切った際の速度制限時の速度となります。
LINEモバイル/UQ通常プランの200Kbpsは実用範囲ですが、Y!mobileの128Kbpsはほとんど使い物にならない程遅いですし、実効速度はさらに遅い事は過去記事で報告済です。
■その他
サブブランドが2年契約なのに対し、LINEモバイル(通話SIM)の最低利用期間は12か月である事や、利用開始月や解約月の料金請求に関しても3社各々で差があります。
表中の※は、LINEモバイルを利用開始月内に解約した場合には、基本料金は無料にならず満額請求となります。
オマケ的に言えば、Y!mobileとLINEモバイルはポイントが貯まります^^
如何でしょうか。
表中の薄緑の枠の数を見れば、LINE推しもご理解いただけるのではないでしょうか。
通話関連サービスを充実させた事で、LINEモバイルが元々持っていたメリットと併せ、私の中のお勧め度が格段にアップしているんです^^
Y!mobileはキャリアの良さが大きな魅力ですが、UQmobile/LINEモバイルのMVNOとしてのメリットがかなり使い勝手に影響している印象です。
LINEモバイル再契約
そんな訳で、7/4にLINEモバイル「コミュニケーションフリープラン(データSIM)」の申込みを行いました。
幸い、契約成立となった旨のメールが送られてきましたので、後はSIMを待つのみです。
SIMが届いたら、速度計測や他社との比較などご紹介したいと思います。
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