2017/07/07

au/Softbank回線 格安SIM5社のスピードテスト 2017年7月6日版

月が替わりましたので、手持ちの格安SIMのSoftbank回線2社:Y!mobile/U-mobileS、au回線3社:UQmobile/IIJmioタイプA/mineoAプランのスピードテストを実施したいと思います。通信速度だけでなく、ストリーミングやWEBアクセスなども同時に計測できる「4GMark」アプリを使用します。

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月1回のペースで、手持ちのSIMのベンチテストを実施する事にしてから2回目の計測です。

どうせ計測するなら…と、mineoAプランも新たに契約して、au回線MVNO3社、Softbank回線MVNO1社に、Y!mobileを加えた全5社のSIMを計測できるようにしました。

テストは、端末性能が計測結果に影響を与えないように、iPhone7にSIMを差し替えながら行う事とし、計測は2~3回行ったベストスコアをピックアップしています(平均値ではなくベストの結果の数値)。

具体的な手順は、1社のSIMの計測が終わったら、プロファイルを削除→WiFiで次のSIMのプロファイルをDL~インストール→4G通信確立を確認後、アプリを起動して計測、この繰り返しです。

端末1台でテストするため、端末性能による計測結果のバラツキはない一方、時間がかかるため、時間帯による変動の影響は受け易いかもしれません^^;

その辺りをご理解の上でご覧ください。

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昼12時台の計測結果

Y!mobile/U-mobileS/UQmobile/IIJmio/mineoの順で計測を行いました。

1日の中でも混雑が非常に激しいと言われる昼12時半前後に、Y!mobile/U-mobileS/UQmobileを計測するようにし、IIJmio/mineoは昼時終盤の少し混雑が緩和される時間帯の計測になりました。

以下が、計測結果の一覧です(上から高スコア順)。

Y!mobile U-mobileS UQmobile
総スコア 33,164 17,415 37,502
PING値 65ms 78ms 60ms
下り速度 52.33Mbps 32.05Mbps 61.23Mbps
上り速度 22.05Mbps 2.15Mbps 2.87Mbps
ストリーミング 1.44s 1.64s 2.02s
WEB 2.65s 5.10s 1.76s

前回同様、Y!mobile/U-mobileS/UQmobileの3SIMには何の問題もなさそうです^^

20170706_uq_bench_1248.jpg

特にUQmobileの下り速度に関しては、今回の計測で唯一60Mbpsオーバーを記録しており、「もしかしたら速度でY!mobileを凌いでいるのでは?」という想像を裏付ける格好となりました。

もちろん、数回の計測で全てを語れない事は分かっていますが、昨年(2016年)中の不安定さを考えると、速度もさることながら、その安定性に感慨もひとしおです。

2016年以前からの利用者さんなら頷けるのではないでしょうか。

UQmobile公式サイト

20170706_ym_bench_1229.jpg

Y!mobileはキャリアの凄さを見せつけていますね。常に安定した通信が提供されており、さすがキャリアです。

ただ、WEBアクセスが不調だったようで、タイム的には速いのですが表示しきれなかったページがあり、色付きになっています。

複数回計測しましたが、全てでWEB表示だけが結果が芳しくありませんでした。何かあったのでしょうか。

Y!mobile公式サイト

20170706_ums_bench_1235.jpg

初のSoftbank回線SIMとして登場した「U-mobileS」(b-mobileS同等)も頑張っています。

今年3月のリリースで、iPhone4G向けデータSIMという限定的なサービスゆえに、ユーザー数が少ないであろう優位性を差し引いても、十分検討に値する速度と安定性を示しています。

ただしコチラもWEB閲覧が芳しくなく色付きになりました。Softbank回線の状況が悪かったのかもしれません。

U-mobileS公式サイト

IIJmio
タイプA
mineo
Aプラン
総スコア 1,948 2,562
PING値 177ms 116ms
下り速度 0.47Mbps 0.56Mbps
上り速度 8.34Mbps 8.82Mbps
ストリーミング 16.65s 11.67s
WEB 9.17s 5.75s

それに引き換え、au回線2社「IIJmio」「mineo」は厳しいですね。

20170706_iij_bench_1257.jpg 20170706_mineo_bench_1300.jpg

いくら昼時と言えど、下り1Mbpsを大きく割り込むのは実用的ではありません。

特に、IIJmioタイプAが芳しくありませんでした。

20170706_iij_bench_1254.jpg

計測してもなかなか数値が出ず、この計測ではストリーミングは途中で停止~タイムアウトになってしまいました。

mineoは少しマシな数値ですが、時間帯が12時台~13時台のタイミングで、少し混雑が緩和し計測に有利に働いたかもしれません(有利に…と言って、この数値ではしょうがないんですが…)。

IIJmio 公式サイト


mineo 公式サイト

夜間混雑時の計測結果

1日の中で最も利用者が集中し、速度低下が起こりやす時間帯21~22時ごろに計測しました。

この時間帯は、昼12時台とは異なり大容量の動画などの視聴も行われ負荷がかかりやすい時間帯と思われます。

以下は、夜間混雑時間帯の計測値一覧です。

Y!mobile U-mobileS UQmobile
PIN 64ms 75ms 60ms
下り 16.59Mbps 34.06Mbps 8.30Mbps
上り 24.7Mbps 2.23Mbps 2.79Mbps
ストリーミング 6.05s 1.85s 6.85s
WEB 2.06s 3.12s 2.68s

こちらは速い方、3SIMです^^;

1日の中で最も厳しい時間帯でも、十分に実用的な速度を出しているのは流石です。

20170706_ym_bench_2148.jpg

この時間帯でも超安定の16.59Mbpsを出しているY!mobileは流石にキャリアだなあ…という印象です。

Y!mobile公式サイト

20170706_ums_bench_2202.jpg

Y!mobile凌ぐ速度のU-mobileSの下り速度34.06Mbpsは立派ですし、ストリーミングの速さは特筆ものです。

これなら全くストレスを感じずに、ガンガン動画も見られますね。

この辺はユーザー数の少なさが良い方に出たのかな?という印象です。

U-mobileS公式サイト

20170706_uq_bench_2157.jpg

逆に少し速度的に芳しくない数値だったのはUQmobileですが、これはあまり心配は要らないと思います。

ストリーミングもWEB表示もY!mobileと同等の速さですので、実用面での不安はないものと思います。

通信は不安定なものですので、時々、なんで?と言うような数値も出るケースがありますが、その事をもってそのSIM全体を判断できるものではありませんし、数値で言えばストリーミングやWEB閲覧の速さの方が実用面での参考になるかと思います。

UQmobile公式サイト

IIJmio
タイプA
mineo
Aプラン
PIN 86ms 109ms
下り 7.27Mbps 3.59Mbps
上り 3.11Mbps 2.49Mbps
ストリーミング 6.84s 12.04s
WEB 7.97s 7.03s

こちらは「IIJmioタイプA」と「mineoAプラン」の計測値です。

UQの苦戦ぶりに比べると、思いのほか下り速度が出た印象です^^

20170706_iij_bench_2212.jpg

特に「IIJmioタイプA」は、UQに迫る数値を出しています。

ただ下り速度の計測値がだけを重視できないのは、WEB閲覧の数値でよく分かります。

下り速度はあまり変わらなくても、実際にWEBにアクセスして表示し終わるまでの時間を計測すると、UQとIIJmioではかなりの開きがあり、実際の体感でも同等には感じられませんでした。

20170706_mineo_bench_2216.jpg

かえって数値的には悪い「mineo」の方が実用的なのかもしれません。

WEB表示の数値はIIJmioと大差なく、下り計測値の差と一致していませんでした。

2017年7月の計測まとめ

前回同様3強状態は続いており、「IIJmioA」「mineoA」は厳しい数値が並びました。

ストリーミングやWEB表示といった実用性を計る項目でも数値に開きがあり、体感的にももどかしさを感じる事が多いです。

これまで、お勧めSIMには必ず「IIJmio」「mineo」を入れていましたが、お勧めしていいものか、悩ましくなってしまいます。

もちろん、SIMの使い勝手の良し悪しは必ずしも計測値と一致しない場合もありますし、速度を重視しないユーザーにはもっと他に重視する事があるかもしれませんが、私は、やはり通信速度はSIMの基本性能だと思うんです。

どんなにお得なプランでも、どんなに高性能な端末をラインナップしても、実用的な通信速度が提供されなければ、それらは良さを発揮する事ができません。

現実的に活かす事ができない「絵に描いた餅」になってしまうんですね。

2社ともランキング上位に入る人気MVNOですが、今後、実効速度の表示義務等へ進んだ場合に、現状の速度では選択肢から落とされてしまう可能性も少なくないと思いますので、「IIJmio」「mineo」には頑張って欲しいなあ…と思う次第です。

IIJmio 公式サイト

mineo 公式サイト

その一方、3強Y!mobile/U-mobileS/UQmobileの強さは圧倒的であり、ユーザ数でアドバンテージがあると思われるU-mobileSを除いたサブブランド2社は、他社への差をますます広げた感があります。

昨今、不公平だとのサブブランド批判が高まっていますが、iPhoneテザリングやiPhoneSE取扱い等では「ナルホドそうかも」と思う部分もありますが、「あんなに速度が出て、CMをバンバン放送されたら公平な競争ができない」…と言うのはどうでしょう。

批判のほとんどはMVNOでありながらサブブランド化しているUQに向けられたものだと思いますが、しかし、UQは「WiMAX」回線を保有するキャリアでもある訳で、もし批判のようなグループ会社ゆえのauからの優遇などではなく、自社で稼いだ収益で回線を大量購入し、CMを打っているのだとしたら、それは他社が批判するようなものなのかな?と疑問を持ちます。

素人では事の真偽は判りかねますが、少なくともUQの速度と料金はユーザーにとってはプラスです。

同じような速度が出せない、CMも大量投入できないから不公平だ…という理屈で、出せる速度を抑えてまで他社と同等にしなければならないとすれば、それは本当の公平性なんでしょうかね?

iPhoneテザリングなど、UQだけが享受しているグループメリットは他社にも解放すべきじゃないかと思いますし、もし批判通り、グループ会社だから安く回線を貸し出しているなら、それは不公平の誹りを受けても致し方ないですが、もし、自分で稼いだ収益で正規の値段で回線を借り、CMを打っているのだとすれば、それは批判に当たらないように思います。

何よりユーザーは、無理やり速度を抑えて遅い速度に統一されて「これで公平な競争だ」と言われても嬉しくありません。

揃えるなら、ぜひ速い方で揃えてくれるのが何よりですね(≧▽≦)

UQmobile公式サイト


U-mobileS公式サイト


Y!mobile公式サイト

今回は、毎月恒例のベンチマークテストの結果をご紹介しました。

必ずしも計測値がそのままSIMの使い勝手とイコールではありませんが、あえて遅いSIMを選ぶ必要もないと思います。

そういう意味では、より実用に即したストリーミング値やWEB表示タイムなどを重視して見て頂ければよいかと思います。

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