2017/12/24

NUROmobile~Softbank回線SIMを契約!その実力は!?

2017年12月19日に発売されたNUROmobileのSoftbank回線サービスに早速申込み、データSIMを契約しました。料金・プラン内容、そして通信の実効速度など交えて、NUROmobile SoftbankSIMをレポートします。

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長年の交渉の末に2017年3月に、日本通信が発売を開始したiPhone向けデータ専用SIM【b-mobileS開幕SIM】は、初の汎用Softbank回線格安SIMサービスとして登場しました(先に飛騨高山ケーブルネットワークの「HITスマホ」がありますが、汎用という点でb-mobileSを初とします)。

その後、8月にはb-mobleSに通話SIMが登場、10月には「1GBデータ使用時の料金が990円」という画期的な料金設定の通話SIMが追加になり、さらに12月にはiPad専用のデータSIMも発売になりました。

日本通信がb-mobileSに様々なプランを追加する中、他社からもSoftbank回線MVNOサービスに関する発表がありました。

10月には、SONY系のインターネットサービス会社であり、ドコモ回線MVNOを運営する「So-net」から、MVNEとしてSoftbank回線を取扱う旨が発表となり、QTmobileからも、2018年2月からのSoftbank回線サービスの提供開始が発表され、日本通信が先鞭を付けたSoftbank回線MVNOサービスは、少しずつですが新たな展開を迎えようとしています。

そんな中、「So-net」運営のMVNO【NUROmobile】で、12/19からいよいよSoftbank回線サービスが開始されました。

早速、NUROmobileのSoftbank回線サービスのデータ専用SIMを契約しましたので、今回は、ちょっと期待膨らむ新サービスの実力をチェックしてみたいと思います。

※NUROmobileのSoftbank回線サービスには名前が付けられていないのですが、長いので便宜上【NUROmobile-S】と表記致しますが正式名称ではありませんので、ご了承の上、以下をお読みください。

===目 次===

1.NUROmobile-Sの内容は?
2.NUROmobile-Sの料金と比較
3.NUROmobile-Sの実効速度
4.NUROmobile-Sまとめ

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NUROmobile-Sの内容は?

今年9月に大規模な回線増強を実施し、それまで非常に不評だった通信速度の遅さを一気に回復し、「時間プラン」や「データ前借り」などのユニークなサービスを提供し、お勧めSIMの仲間入りをした感のある【NUROmobile】ですが、新たな一手は、Softbank回線を使ったMVNOサービスでした。

速度を回復した…と言っても、所詮(失礼^^;)ドコモ回線では混雑時の速度低下は避けられませんが、まだ利用者が少ないSoftbank回線の新サービスであれば、通信速度にも期待が持てそうだ…という事で、ブログネタとしてだけではなく、サブ機用のSIMとして契約してみた次第です。

プラン料金についは次項に譲りますが、提供されるSIMの特徴を列記すると以下の通りです。

  1. 料金は固定課金制

    b-mobileSは通話SIMで従量課金制を採っていますが、NUROは固定制での提供です。

  2. 提供されるデータ容量は、2GB/5GBの2通り

    後から追加されるのかもしれませんが、現状は大容量プランの提供はありません。

  3. 音声機能+700円(税別)はドコモ回線と同じ

    データSIMに音声機能を加える費用はドコモ回線同様700円/月(税別)です。

  4. 半額通話・かけ放題オプションあり

    「nuroモバイルでんわ」利用時、10円/30秒での発信可能(固定費なし)。10分かけ放題は月額800円(税別)で利用可能。

  5. 繰越し・前借り・ギフト等データ系サービス

    余ったデータを翌月繰り越し可。足りない場合は翌月分から前借り可。SB回線利用者どうしでデータ容量のやり取り可。いずれも利用無料です。

  6. iPhone5以降のSB版4GiPhoneに使用可能

    SIMフリー端末はもちろん、SIMロックされたSoftbank版iPhoneでも、「5」以降の4GLTE端末でSIMロック解除不要で利用可能です。

  7. 容量追加は100MB/500MB/1GB

    データ容量の追加購入は、400円/100MB・600円/500MB・1,000円/1GBの3種類です。

  8. 最低利用期間は1年間

    通話SIMの最低利用期間は1年で、期間内の解約・MNP転出には違約金(最大12,000円)が発生します。契約翌月から毎月1,000円ずつ減額され12か月目に0円となる仕組みです(MNP転出時の手数料別途)。
    ちなみにNUROmobileは開始月(初月)の基本料金は無料なので、違約金減額も翌月からになります。また、データSIMには最低利用期間の設定はありません。

こんな感じのプラン内容になっていますが、NUROmobile独自の「データ前借り」は追加購入をしなくて済むかもしれませんし、家族や知人が利用している場合には「パケットギフト」も役立つ機能ではないかと思います。

使い勝手が良さそうなプランで、これで通信速度がある程度確保されていればなかなか良いプランかな?という印象ですが、ただ、ちょっと気になる記述を見つけました。それがこちら…。

『iPhone6s以降の、SIMロック解除ができるiPhoneを お持ちの方は、他のプランをおすすめしております。詳しくはこちら』

これは、SIMロック解除できなSoftbank版iPhoneでの使用はともかく、SIMロック解除できる端末であれば、ドコモ回線の方をお勧めします…という意味です。

「詳細はこちら」とありますが、見てもプランごとの料金や内容説明だけで、なぜお勧めしないのかは書いていませんので、サポートに問合せてみました。

重要な事項の説明不足が判明

この事をNUROモバイルのサポートに電話で問合せてみた処、予想外の大きな問題である事が分かりました。

Softbank版のSIMロックできないiPhone向けのページからの申込みと、他のページから申込ページに遷移した場合とでは、送られるSIMの内容が異なる…というとんでもない回答でした。

つまり、先の『iPhone6s以降のiPhoneには他のプランをお勧めします』と簡単に記載されていますが、その文面の直下にある「今すぐ申し込む」からの申込みだと≪SIMロック解除できないSB版iPhone向けのSIM≫が送られるのに対し、他のページからの申込みの場合には、≪SIMロック解除できないSB版iPhoneには使えないSIM≫が送られるそうです。

こりゃ一大事…と、私の注文したSIM(現時点では未到着)を確認して貰ったところ、幸いにも≪SIMロック解除できないSB版iPhone向けのSIM≫が発送されたとの事でしたが、「それは良いとして、こんな簡単な説明では全く分かりませんよ」と改善要望しておきました(変更になるかどうかは分かりませんが^^;)。

でも、専用ページとそれ以外からの飛び先「申込みページ」のURLが同じなんですよね。サポートによればURLは同じでも、遷移を見て送るSIMを変える…との事でしたが…。

ただ、サポートの言葉は案外不正確だったりするケースもあるので、「本当かな~」と思っている部分もあります(笑)。と言うのも、私の記憶では専用ページから申込んでおらず、TOPページのリンクから申込んだはずなんですよね(記憶違いかな?)。

サポートの説明によると、2017年8月以降に発売の端末では、同社回線利用の場合にはSIMロック解除不要となった事が影響しているようで、それ以前に発売された「6s/6sPlus」「7/7Plus」でも専用SIMで利用できるらしいです(だとするとWEBの説明がおかしいですが)。

専用ページ以外からの申込みで届くのは、micro/nanoサイズでAndroidでも利用できるSIMで、専用ページからの場合はnanoサイズでSB版SIMロックiPhone専用SIMが届く…と言う事のようです。

この点はどうも怪しいので、また後日、修正を入れる可能性があります。とりあえず、こんな事言ってました…と速報的にご紹介しました。

筆者追記(2018/01/01)

上記のSIM(つまりSIMロックiPhone専用と言われたSIM)を手持ちのAndroid機に刺し、APN設定を行った結果、正常に利用できるようでした。少なくともモバイル通信によりWEB閲覧は可能でした。

こうなると、サポートが言った言葉の信憑性がにわかに希薄になってくるように思いますが、正直、何が正しいのか明確には分からない状況です(私の手元で全ての端末の可否を確認できないので)。

どういうSIMが届くのかは、申込み前の確認は必須ではないかと思います。

NUROmobile 公式サイト

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NUROmobile-Sの料金と比較

以下の表は、日本通信「b-mobileS」の「開幕SIM(データ専用)」「スマホ電話SIM」「990ジャストフィットSIM」と、NUROmobileのSoftbank回線SIMの月額基本料金の比較です。

b-mobileSにはもっと容量の多いプランがありますが、NUROmobileの方にないので最大10GBまでの比較としました。

b-mobileS NUROmobile-S
開幕SIM スマホ電話 JUSTFIT データ 通話
1GB 880円 2,450円 990円
2GB 2,800円 1,490円 980円 1,680円
3GB 1,580円 3,150円 1,990円
4GB 3,500円 2,490円
5GB 3,850円 2,990円 1,980円 2,480円
6GB 4,200円 3,490円
7GB 2,980円 4,550円 3,990円
8GB 4,900円 4,490円
9GB 5,250円 4,990円
10GB 5,600円 5,490円
表記は全て税別
※「スマホ電話SIM」には5分かけ放題が含まれます

データ専用SIM

データ専用SIMの比較では、同じ容量がなく直接比較はできませんが、1GB当り100~200円の差額ですのでNUROmobileの方が若干割安な料金設定になっています。

一番大きな違いは、「データ繰越し」の有無です。b-mobileSには「繰越し」制度がなく、容量を余らせると無駄に捨てる事になってしまいます(b-mobileS通話SIMは従量課金制なので無駄はありません)。

またNUROmobileの方は「データ前借り」で、翌月分の容量から前借りする制度もありますし、家族や友人が利用していればデータ量のやり取りも可能(パケットギフト)ですので、容量管理はかなり楽ではないかと思います。

通話SIM

b-mobileSは、大容量消費向けの「スマホ電話SIM」と、小容量消費向けの「990ジャストフィットSIM」の2本建て、NUROmobileの選択肢は1つとなります。

2GBでの比較では、「990ジャストフィット」の方が割安で、かけ放題料金を含めると、さらに差が広がります。これはかけ放題料金の違いで、b-mobileS:500円、NUROmobile:800円で300円の差があるためです。

ただし、かけ放題は「b-mobileS」が5分なのに対して、「NUROmobile」では10分となりますので、通話が長いか短いかでのチョイスも関係してきますので、必ずしも安いから良いという訳でもありません。

5GBでの比較では、「990ジャストフィット」は3GBを超えるとどんどん割高になってゆく料金設定ですので、NUROmobileの方に割安感が出てきます。かけ放題料金の差額を入れてもNUROの方が安くなります。

ただ、データSIMでも書きましたが、「繰越し」「前借り」を上手に利用することで、料金は変わらずにデータ量をコントロールできるメリットがNUROにはありますし、かけ放題も、b-mobileSの5分に対して、NUROは10分間のかけ放題となる違いもありますので、僅か週百円の違いで、必ずしも安い方がお勧め…と言いきれないものがあります。

データSIMなら「繰越し」「前借り」制度の有無でNUROmobileがお勧めだと思います。通話SIMでは1GBまでの利用であれば「990ジャストフィットSIM」が一押しですし、2GBであれば、「繰越し」「前借り」でトントン、5GBではNUROmobileがお勧めではないでしょうか。かけ放題の時間の違いも、電話をよく利用する方には大きな差になりそうです。

NUROmobile 公式サイト


b-mobileS 公式サイト

NUROmobile-Sの実効速度

先ほど届いたばかりのSIMで早速、通信速度の計測を行ってみました。

以下は、b-mobileSとNUROmobile-Sの混雑時間帯の通信速度の比較表ですが、現時点ではまだ昼12時台しか計測できていません。今後、計測するたびに追記してゆきます(2017/12/24 12:40現在)。

b-mobileS NUROmobile-S
PING 下り 上り PING 下り 上り
平均値 50.0ms 33.63Mbps 11.54Mbps 35.4ms 8.51Mbps 7.47Mbps

20171226_bmobiles_speed.jpg 20171226_nuro-s_speed.jpg
※同じ計測アプリですがバージョンアップでデザインが変わってしまいました^^;

b-mobileSは、スピード計測サイト各所で、サブブランドに次ぐ速度と評価されている事が頷ける計測値を記録しています。時間帯に関わらず、常に快適な高速通信ぶりが計測結果でよく分かります。

b-mobileSは、私の実体験でも昼時でも夜間でも非常に快適な通信速度を維持できており、今や最速と言われる乗換え前のUQmobileと比較しても体感上は速度の違いは全く感じる事はできません。その上、上り速度に関してはb-mobileSの方が断然速いという結果も面白いところです(au回線は上りが苦手ですから^^;)。

一方のNUROmobile-Sは、非常に安定しています。

MAXスピードではb-mobileSに及びませんが、常に安定した速度を維持しており、特にPING値がb-mobileSより総じて値が小さい~つまり反応がよい~のも特徴的です。

NUROmobile-S まとめ

届いたSIMは、Softbank版iPhone(SIMロック)でも、SIMフリー版iPhone6sでも問題なく設定・利用できました。

上記でサポートが言っていた事は、届いたSIMと私の手持ち端末では確認できませんでした。iPhone8/8Plus/Xでの利用については事前の確認・問い合わせが必要ではないかと思います。

今回の契約プランは2GBですが、「前借り」があるので容量的には安心感があります。

毎月、前借り…というのは、そもそも容量不足ですが、一時的に容量を消費する月があるような場合には非常に有難い仕組みではないかと思いした。

※今回の記事は多分に速報的で、今後、修正が入る可能性があります。

NUROmobile 公式サイト

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