2018/08/17

Y!mobileとUQmobileの容量アップはさらにMVNOを追い詰める?

Y!mobileとUQmobileが、2年縛りプランのデータ容量を増やしてきました。そうでなくても料金差があまりなく、通信パフォーマンスでは圧倒的な差を付けられているのに、容量まで差がなくなってしまったら、MVNOってどうなんでしょう。

このところ、格安通信業界はなかなかの激動期を迎えている感がありますね。

「マルチキャリア化」と「Softbank回線MVNOの増加」の波がきてますね。

昨年秋以降、Softbank回線を加えるMVNOが増えています。

Softbank回線を加えて、ドコモ+Softbankになった日本通信を皮切りに、NUROmobileが続き、So-netから供給を受けたQTモバイルが初のトリプルキャリアになりました。

その後、LINEモバイルのソフトバンク傘下入りや、mineoの通信最適化の問題を挟んで、7/2にSoftbank回線サービスを開始し、マルチキャリアとなったLINEモバイル。

さらに、元々、au+ドコモのmineoもSoftbank回線を加えて、直接接続で初のトリプルキャリアとなりました。

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このマルチキャリア化は、SIMロック解除の問題に大きく影響しています。

峰雄さんが調べたところによれば、SIMロックの認知や、解除方法の認知もそこそこですが、「知っているけど面倒」と考えるユーザーが多いんだそうです。

しかも、1台のスマホを長く使おうという風潮が支配的になりつつある事も手伝って、SIMロック解除してまで乗り換えてくれるユーザーは、なかなかいない…って事になってしまうみたいです。

さらにその上に、MNPの手続きまで考えると、大手キャリアでも割安料金を導入しているので、「このままでいいか」と考えるユーザーも少なくないんだそうです。

新しいSIMのサービスへの興味が上回って、MNPの手間なんて「へ」でもない私みたいな人は少ないみたいです(笑)。

そうなると、同じ回線ならSIMロック解除が必要ない…って事を活かして、少しでも乗換え障壁を低くしよう…って事なんですね。

3キャリアともそろえた峰雄さんだと、どのキャリアのユーザーも今の端末そのままで乗換えられちゃうわけですから、確かに、ハードル低くなっている感はありますよね。

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もう1つ感じるのは、「通信速度」の波です。

LINEモバイルが、「MVNO最速チャレンジ」なんてキャンペーン打って、社長自らも通信速度にこだわる姿勢を見せたのは、これまでのMVNOにはあまりなかった事じゃないかな…と思います。

閉鎖された場では、これまでも、UQmobileの社長が2016年当時に囲み取材に際して「UQは速度にもこだわりたい」旨の発言をしていますし、今年春の総務省の検討会でも、UQは、WiMAXでの事例を引用して「通信速度が速いのは当社のポリシー」と資料内で言っていました。

b-mobileS 990ジャストフィットSIMのリリースの際にも、料金設定について「ユーザーが増えても常に快適で安定したサービス品質を維持できるように設計」したと語る等、公のばではなければ速度に言及した社長さんはこれまでもいたんです。

実際UQは、それまで不安定さもあった通信速度が、その社長発言以降、ピタリと安定し現在の「通信速度なら負けないUQ」になっていますし、b-mobileも、Softtbank回線もまずまずですが、それまで遅いSIM の代表格だった「おかわりSIM」までスピードアップしています。

また、総務省や公取委の会合で、峰雄さんが名指しで不公平を訴えたり、通信の最適化をやっちゃったり…と言うのも、自社の通信速度が思うように上がらない、回復しないためでしょうし、今回のSoftbank回線導入も、速度対策も意味合いもありそうですしね。

まあ、ここまでY!mobileとUQmobileが強い上に、他社MVNOに対しても料金やサービス内容で差別化できない中、、残されたアピールポイントって、結局のところ通信速度になっちゃう予感がします。

おまけにLINEモバイルが大手傘下となり速度をアピールしてくると、速度を放置しておくわけにはゆかない状況が出てきそうです。

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で、とどめの1発が、Y!mobileとUQmobileの容量アップですかね。

従来の、2年縛りプランのS・M・Lの容量がベースから増えます。

これまではデータ増量という形で、S:2GB、M:6GB、L:14GBだったものが、S:3GB、M:9GB、L:21GBになります。

しかも、料金据え置きなので、容量からみた料金は実質的な値下げになります。

これまで一部のMVNOは、「彼方は2GB、こちらは3GB」みたいなアピールをしていましたが、M・Lサイズでは逆にY!mobile・UQmobileの方が割安感があったりする、とんでもない状況になってしまっています。

現状でも収益性が悪く、帯域増強を思うようにできないMVNOは、今以上に料金を下げる体力があるとは思えませんよね。

もし、無理してここでさらに値下げしても、結局、安かろう・遅かろうを助長するだけのような気もしますし。

やはり心配なのは峰雄さんです。

MVNOのシェアTOP6の中で、楽天モバイルはMNOを目指しましたし、IIJやNTTコミュニケーションズは、IoT等の企業ユースの割合を増やしています。UQmobileとBIGLOBEモバイルは、KDDIグループです。

純然と、コンシューマー(個人)向けの通信サービスでやっているのは峰雄さんだけなんですね。

もちろん、QTモバイルにau回線を卸す等MVNE事業もやっていますが、やはり、コンシューマー向けがメインです。

つまり、言い換えると、大手キャリアやサブブランド、大手グループMVNOと、真っ向勝負している峰雄さん、大丈夫かな…って事なんです。

Y!mobileとUQmobileのデータ容量アップは、峰雄さんにどれぐらい痛いのかなあ…と思うわけです。

総務省のサブブランド潰しも失敗しちゃいましたからね、峰雄さん、孤立無援な感じです。

だって、総務省と峰雄さんが言う、不公平って、業者間の問題でしょ?

そりゃあ、少し遠い将来を見れば、かつての大手キュアリア独占状態が、今度は、格安市場でのサブブランド+大手グループMVNOの寡占状態になってしまう可能性はありますから、独立系MVNOには何とか頑張って欲しい気はしますが、ただ、目のまえの現状を考えれば、サブブランドであろうが、大手グループであろうが、速くて安くて容量いっぱいならそっちがいいですよ。

ユーザーが政治的判断でMVNOを選ばなきゃならない理由はありませんからねえ。

結局のところ、ユーザーが求めるのは、安くて速くて使い勝手のよいSIMであって、それがサブブランドだろうが、大手グループだろうが、独立系MVNOであろうが、関係ないんですよね。

って、考えると、今乗換えようとすると、やはりUQmobileか、LINEモバイルか、しかないのかもしれませんね。

Y!Mobileはデータ繰越しや半額通話、カウントフリーがないので、Softbank回線はLINEモバイルの方が使い勝手はいいですからね。

たぶん、Softbankもそんな意味合いで、UQにいずれ追い付かれる、負けるという心配があって、同等サービスで戦えるLINEモバイルを傘下に入れた側面もあるんじゃないかと思うんですよね。

ちょっと余談だらけになってしまいましたが、Y!mobileとUQmobileのデータ容量アップは、ますますMVNOを窮地に追い込む一撃になってしまうんでしょうかね。

Softbank回線が起死回生の一策になればいいですが、結局、au回線・ドコモ回線と同じようにユーザー数が増えたら増強が追い付かずピーク時に実用性がない…って事の繰り返しにならないといいのですけれど。

少し割高だけど速いSIMって、成立しないんですかねえ。。。。

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