Siriさん、お手柄だったけれど…
少し前になるんですが、オーストラリアで「Siri」が1歳の女の子の命を救う手助けをした…というニュースがありましたがご存知ですか?
なんでも、1歳の女の子の呼吸が止まってしまい、それを発見した母親は動転しつつも心肺蘇生を始めたんだそうです。
その一方で救急に連絡しなければならない状況で、うっかり手を滑らせてiPhoneを床に落としてしまったんだそうです。
心肺蘇生の手を止められない状況で、母親は「Hey!Siri!」と叫んだそうです。
床に転がっていたiPhoeの「Siri」が起動して、「緊急サービスに繋いで」という母親の指令を実行~無事に救急車を呼ぶことができたのだそうです。
女の子は幸い息を吹き返し、その後入院して無事に回復したそうです。
iPhone好きとしては、とてもハートウォームな話しで、「Siri、えらいぞ」と叫びたくなってしまいました^^
それにしても、Appleが「iPhone6s」から電源に接続していなくて「Hey!Siri!」で起動できるようにしたのが大きいですよね。
「6s」が間に合ってよかったという感じです。
ただ、偶然も良い方に味方していて、旦那さんとの通話でスピーカーフォンを使うことが多く、その設定も大きかったとのことで、確かに、通常の電話の設定ではこうしたことは起きにくいのかもしれません。
でも、連絡が入った側の救急が、声が小さくても何とか聞き取ってくれるといいですよね。
最近、救急にいたずら電話が多いとか、不必要な出動要請が多くなっているとも聞きますが、そうしたことが度重なって、連絡を受ける側の「またか」的な意識に繋がって、聞き取ってくれない…なんてことが起きたらと思うとぞっとします。
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ところで、「Siri」を使っている方は感じていると思うんですが、同じことを依頼するにも、「Siri」が理解できる言葉をこちらで考えて依頼しないと通じないということが少なからずあります。
先日こんなことがありました。
夫婦でドライブに出かけた帰り、夕食をどこかで済ませて帰ろう…ということになり、某チェーン店の検索を「Siri」に依頼したんです。
「Hey!Siri、一番近い○○(店舗名)は?」
すると、いくつかの系列店舗の候補の中から、一番近い店を選び出してきましたので、選んだ店で良いことを使えると…
「電話をかけますか?道順を調べますか?」と聞いてきました。
そこで「道順を調べて」と答えると、なんと「私にはわかりません」という返事💦
そんなことってあります?(笑)
自分で答えた言葉を使ったのに分からないなんて。
結局のところ、「ルート案内」という言葉なんだろうな…と、最初からやり直して、最後の部分だけ「ルート案内」と答えると、見事にマップに切り替わってナビゲーションしてくれました。
このことを、オーストラリアの事件に当てはめてみると、救急車を呼ぶには何と言えば100%反応するのか…、警察を呼ぶにはなんといえばいいのか…
その辺のところをAppleが公開すべきなんじゃないのかな…思います。
自分の手で電話を持ってダイアルして耳に当てて通話できれば一番ですが、そうじゃない場合の選択肢として、普段から「Siri」を使っている人なら、当然思いつく方法です。
一刻を争う場面で、何と言えばいいのか考えることなどできませんし、言い方が違うから繋がらない…では済まないと思うんですよね。
救急車を呼ぶには「XXXXXXXX」と言ってください。
警察を呼ぶには「XXXXXXXX」と言ってください。
といったガイドラインが公開されていれば、「Siri」に分からせることができない…というリスクは回避できるのではないかと思います。
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いくら進歩したからといって、現時点で、「Siri」に緊急通報を任せるのが最良の方法ではありません。かなりリスクがあるように思います。
でも、ベストな方法や、よりベターな方法が採れない場合に、「Siri」に電話を繋いで貰う…という選択肢は「全くなし」ではないはずです。
であるとするなら、試行錯誤することなく、確実に「Siri」が理解できる言葉を知らしめる必要があるように思います。
もちろん、悪戯の問題があるのでそう簡単なことではないのでしょうけれど…。
一人の少女の命が救われた…というニュースを読んで、そんなことを感じました。。。
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