FREETEL MNP転出(解約)
今年(2016年)3月から利用開始した「FREETEL(フリーテル)」ですが、色々な問題で他社へ移りたいと考えていましたが、ついに決心して「最低利用期間」内ですが、MNP転出により解約することにしました。
何と言うんでしょう…。
ウマが合わないというか、どこかスッキリしないものを抱えて利用していました。
「安心感」や「信頼感」といったものをもう少し感じられれば良かったのですが、正直「不信感」ばかりが募った結果、契約5か月目にして我慢できなくなりました。
不信感を抱いてFREETELを継続するより、安心してりようできる「UQmobile」というMVNOと出会った…というのが違約金を支払ってでもMNP転出を決めた最大の理由です。
「FREETEL」に関しては、これまで数々の「?(疑問や不安)」を感じてきました。
事例を紹介します。
■スピードテスト結果と体感速度が一致しない
一番最初に感じた「疑問」がこれでした。
- スピードテストアプリでは10Mbps以上と表示されているのに、WEBの表示は重く遅く、画像がなかなか出てこない
- クラウドにあげている写真がなかなか最新に更新されない…
- 出先で食事をする店を探したいのに、表示が遅くて間に合わない(クルマ移動中など)
等々から、「本当にこんなにスピード出てるかな」と思い始めたのがキッカケでした。
後に、他の速度計測サイトさんで「(どうやら)アプリ計測の際だけブーストしているらしい」という記事を見つけ、他にも探してみると、やはり体感と一致しない…という方が少なくなくて、「やっぱりそうなのか」と納得してしまった経緯があります。
自分でしっかりと検証したことではないので「体感」以上のことを書くのは差し控えますが、お知りになりたい場合は「MVNO 速度」と検索すると、その辺のことが書かれたサイトさんを簡単に見つけることができます。
■提供されるデータの信憑性が乏しい
過去の記事で、マイページに一旦表示された『現在の(パケットの)利用量』が数時間後には20MB減っていた…という件を報告しました。
参考記事:あれ?データ使用量が減ってる?~大丈夫か?FREETEL
さらに、月替わりのタイミングで、「wifi接続」し、「節約モード」をONにしてパケットを消費しない設定で月が替わったにも関わらず、月初の10数分の間に10MBを使用したことになっていたことがありました。
この件をサポートに問い合わせると、数日後に「そうした事象は把握しているので、後でその分は利用量から差し引かれるので問題ありません。ご迷惑かけて申し訳ありません」といった内容の回答がきました。
これってつまり、そういう不具合が起きているのは分かっているが特に問題ないことなので事前にユーザーの告知はしない…ってことですよね。
もっとぶっちゃけで言ってしまえば、「分かっているんでその分減らすから問題ないでしょう?」という事ですよね。
これが、まともな企業のいう事か…と非常に残念な気持ちになり、「ダメだこの会社」と思うように至る決定打となりました。
体感速度の件もあり、さらに利用する上で事業者の姿勢に不信感を持つようになってしまい、早く1年間(※)が過ぎないかなあ…と思うようになっていました。
※FREETELは最低利用期間の設定はなく自由に解約できますが、「MNP転出」の場合は、契約当月をピークに、利用1か月ごとに1,000円ずつ手数料が減額される仕組みです。
以上が、私がFREETELを見限ってMNP転出する事を決心するまでに経緯です。
スポンサーリンク
■いざ解約となったら、さらに…
先月からお試しで「データ専用SIM」を利用し始めた「UQmobile」の使い勝手(主に通信速度)によって、1年間は我慢しよう…と思っていた気持ちが一気に「MNP転出」へと大きく変わるキッカケになりました。
そこで、FREETEL~MNP転出に向けて調べ始めてまたまた驚いたというか、ガッカリしたことがありました。
まず、WEBに設置されている「チャット」。
チャットで担当者に直接質問できて、設置する事業者が徐々に増えていますが、これが「契約したい人だけ」が利用できるチャットでした。
契約以外のことは?と聞くと、電話かメールで問い合わせてくれ…との答え。
さらに、WEBに記載してあった「フリーダイアル(0120)」にコールすると、「お客様の端末では通話できません」とのこと^^;
スマホの通信を提供する会社が、フリーダイアルにスマホからかけられないなんてあり得ませんっ!
個人的な事ですが、実は私の自宅の固定電話の電話機が壊れてしまったのですが、どうせ使わないから…と新しい電話機を購入していないので、フリーダイアルにかける術がないんです(苦笑)。
しかも、FREETELのWEBには「フリーダイアル」以外の問い合わせ電話番号が記載されていません。
さて困った。どうやって「MNP転出」について問い合わせて、「MNP予約番号」を貰えばいいんだろう…としばし思考停止になりましたが、仕方ないので、もう一度チャットで聞くしかないと気づきました^^;
でも契約の内容じゃないと、また断られたらどうしよう?なんて思いつつチャットを開くと、会話の最後にサポートの電話を書いてくれていました!
こんなのって「解約」や「MNP転出」をやりにくくしているようにしか思えませんけどねえ…。
やっとの事でサポートに電話することができ、「転出」の旨を告げて「予約番号発行」を依頼すると、電話を切って10分程度で、登録メールアドレスに「予約番号」が届きました。
過去に数社で「MNP転出」を経験していますが、「何か問題でも?」「お困りのことがあれば…」「やめる理由を教えて」等々と、様々な質問をされましたが、FREETELは一切聞かれませんでした。
面倒がなくていいですが、やめてゆく人間に興味はない…って事ですかね^^;
ユーザーの気持ちや解約に至った理由を聞いて、業務改善・サービス向上に努める…なんて気持ちはないのかもしれないなあと思ってしまいました。
■MNP転出手数料
こちらが「FREETEL」のMNP転出手数料です。
そして、こちらはMNP転出予約番号のメールです。
10,000円の「転出手数料」は痛いですが、考えてみればごく当たり前の金額ではあるのです。
通常、他社MVNOの転出手数料は2,000~3,000円です。
これに「最低利用期間」内の「違約金」が9,000~10,000円程度上乗せになるので合算すると11,000~13,000円となり、今回のFREETELの転出手数料「10,000円」は6か月目の転出コストとしては他社MVNOより1,000円ほどお得だった計算になります。
スポンサーリンク
FREETELは、最近、テレビCMも打って「第4の電話会社」的なポジションを確立しようと躍起のように見えます。
でも、正直、ワタシは友人・知人に「FREETEL」だけは勧めません。
それは、上記のように、透明性が低く、信頼性・信憑性にイマイチな感じが付きまとうからです。
■FREETELの通信速度
「通信速度」に関してはFREETELは変な会社です(笑)。
アプリの計測結果と「体感」が一致しないのは事実ですが、では実際の通信が「遅いのか」と聞かれると、実はそこは微妙なのです。
同じドコモ回線のMVNOどうしで比べると、計測アプリでの数値は段違いですけれど、体感上でも他社よりもそこそこ速い部類に入ってしまうんです。
感覚として、アプリでの計測結果が15Mbpsだとすると、「15Mbpsまで出てないだろう」とは思うんですが、他のドコモ系MVNOが1~2Mbpsや、下手すると1Mbpsを切ってしまう状況でも、3~5Mbps程度は出ている…というか。。。
これは完全に感覚での表現で事例を出すことができませんが、体感上だとそういう感じなのです。
ここがFREETELの厄介なところだと思うんです。
使えないほど「遅い」わけではないですし、数少ない「従量制課金」を選べるMVNOでそれなりのメリットはあるんですけれど…。
■FREETELのカウントフリー
FREETELのゼロ・レーティング(特定のコンテンツの通信量をデータ消費させない)は、当初は「ノー・カウント」と称していたように思いますが、最近はそうした表記は見られなくなり、いつの間にか「カウントフリー」に乗っかっている感があります。
ただ、LINEの本家本元が運営する「LINEモバイル」のカウントフリーと決定的に異なるのは、月間のデータ容量を使い切ると、カウントフリーのはずのコンテンツも低速制限を受ける事です。
カウントフリーと一括りに言えば、LINEモバイルと同様のサービスのように感じてしまいますが、月間容量を使い切ったら低速になってしまう事を、ユーザーがごく普通にWEBに眼を通すことで容易に把握できた上で、自らの意思でFREETELを選ぶのであれば、そこには何も問題はありません。
しかし、FREETELの場合は、そうした「ただし書き」」が薄い色の小さな文字で、見にくい・分かりにくい・見つけにくい状態で書かれている事が多く、サービス内容を誤解して加入してしまう事を目論んでいるかのような姿勢が問題だと思うのです。
薄くても、小さくても、事前に知らせるべき内容を明記してあるなら、「欺く」とは言わないまでも、決してユーザー本位の事業者ではないように、私には見えてしまいます。
参考記事:LINEモバイルのカウントフリーは常時高速通信~FREETELと比較
以上のような事と、自分が経験した事例とを考え併せると、どうしてもFREETELがユーザーフレンドリーな事業者とは思えないので、私としてはあえて「お勧めしない」というスタンスでいることにします。
やはり、計測時だけ速度を早く見せるなどと言うことは、真っ当な事業者のする事とは思えませんし、ユーザーに対して提供する数値やデータに信憑性がない…という点も真っ当とは言えないと思うからです。
不具合等のユーザーの不利益になるような情報を開示せず、料金が高くならなければいいんだろう…的な物言いをするような会社を、私は知人友人には勧められないです。
そんなこと関係ない、ドコモ系で速さがそこそこ出ていればいい…というのであれば否定はしませんけれど…。
ちなみに、非常に面倒くさいと悪評のあった「解約」手続きに関しては、今年(2016)2月に改訂され、非常にシンプルになりました。
また、SIMの返却に関しての記載がまったくないので、返却はしなくてもよさそうです。
僅か6か月の利用でしたが、ワタシはFREETELを去る選択をしました。
そして「UQmobile」で新たなスマホライフをスタートします(≧▽≦)
スポンサーリンク
コメント