気になるMVNO界隈の話題(2016年9月7日版)
2015年と比べると、今年(2016年)はいわゆる「格安SIM・スマホ」「MVNO」という言葉の認知が広まり、実際に身の回りでも利用者がちらほら現れてきましたが、2016年後半に入り、格安SIM・MVNO界隈は何やらにぎやかな話題が多いのです(≧▽≦)

ここへきて気になる話題が目白押しです。
iPhoneフリークにとっては、毎年恒例、この時期は新型機の発表・発売に浮かれます(笑)。
今度はどんな機能で驚かせてくれるんだろう?
どんなに便利に、楽しくさせてくれるんだろう?
と、新型機をその手にするまで、ワクワクが収まらない毎日を送る訳です。
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加えて、この秋は格安SIM・MVNO界隈にも、エポックな話題が続々です。
筆者が気になる界隈の話題を集めてみました。
LINEモバイル
iPhone以外で…となると、まず頭に浮かぶのは「LINEmobile」です。
ドコモ回線を使ったMVNO事業をLINEが始めると発表した際に、果たしてどんなサービス内容なのか、その料金や仕組みに大いに興味を持ちましたが、9/5(月)についに発表になりました。
発表会の模様はライブで配信され、筆者もiPhoneで見ました。
紹介役の女性が、やたら言葉を噛むのが気になりましたが、サービスの内容はだいたい把握できました。
サービス内容は多くのサイトさんで紹介していますし、オフィシャルサイトにも詳しいので割愛させて頂きますが、ワタクシ、早速申し込んでしまいました💦
そうでなくても端末が不足しているのに、この上どうすんだ?という気はしますが、やはり新規参入MVNOですからチェックしておきたいですし、ましてや、あのLINEの名を冠している…となれば使ってみざるを得ないですよね(≧▽≦)
発表当日から開始された先着2万件の「先行限定販売」にて申し込みをしました。
契約したのは、最もベーシックなプランで、データのみ1GBで、月額500円のプランです。
申込み翌日、LINEmobileから住所の確認(マンション名が長いので端折った💦)の電話連絡がありましたが、SIMはいつ届くのかは不明です。
ドコモ系のSIMなので、先日、SIMロック解除に成功した「Softbank-iPhone6」の出番かな…と思います。
早く来ないかな~~。
届いたら、また使い勝手や速度などレポしますね(*^▽^*)
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IIJから新サービス続々
MVNOの雄「IIJ(インタネット・イニシアティブ)」から、斬新なサービスが続々登場しています。
その技術力の高さと、業界の牽引役として名を馳せる「IIJ」は、先日、「フルMVNO」サービスに関して記者会見を行い、自らSIMを発行できる等の、従来よりも1歩踏み込んだ事業の展開を発表しました。
難しく言うと「加入者管理機能」の連携をドコモから承認された…ということなんですが、素人的には難しい事はさておき、身近な新サービスに興味津々です。
◆通話定額オプション
5分だ、いやウチは10分だ…と電話のかけ放題サービスの提供を開始するMVNOが続々…ですが、大御所「IIJ」が乗り出すと、こういうことになります💦
- 1回の通話が長い人向け
誰とでも5分以内無料、超過後10円/30秒
家族間通話は30分以内無料、超過後8円/30秒
月額830円
- 1回の通話が短い人向け
誰とでも3分以内無料、超過後10円/30秒
家族間通話は10分以内無料、超過後8円/30秒
月額600円
※家族間とは、同一IDでの契約を指します。
ついに、30分まで無料枠が広がりました💦
月に…ではありませんよ、1回の通話が30分まで無料…ですよ、念のため。
つまり、同一IDでの契約者間であれば、毎日というか、日に何度も、30分/回までの通話が無料ってことです。
しかも、時間超過後でも、いわゆる通話料半額…と言われる10円/30秒の料金で済んでしまいます。
なんか、すご過ぎて言葉がありません💦
実際にウチの奥さん(Softbank契約者)なんかも、実家の両親に電話すると、5分では足りなくて「早く切らなきゃ」と焦ったり、割高な通話料を課金されたりしていますが、この仕組みだと、そもそもが大手キャリアの半額の料金な上に、30分間も無料で話せたら文句なしですよね。
さらに、通話定額関連のキャンペーンもスタートっ!
通話定額の料金「830/600円」を1か月無料にするとともに、これを機に、音声SIMを申し込んだ方は、契約手数料が2,000円割引に!
新規ユーザーはもちろん、既存のデータSIMユーザーのプラン変更でも適用されます。
キャンペーン期間は、9/30までです。
さすが「IIJ」と言うしかありません(≧▽≦)
とは言え、通話をほとんどしないワタクシには無用の長物…という訳で、おそらく契約はしないと思いますので、他の方のレポを拝見したいと思います(*^▽^*)
◆タイプA 提供開始
「mineo」と同じ名称で分かりやすいですが、「au回線」を使ったプランの提供が10/1より開始になります。
実はワタクシ的には、このau回線プランが非常に興味深いです。
同一契約内の複数SIM契約の中で、ドコモ/auを混在させることも可能とのことです。
こちらはちょっと気になります。
現在、ワタクシのメイン回線は「UQmobile」でau回線です。
「UQ」の特殊性も大きく影響するのだと思いますが、かなり快適な通信速度に満足度高し…で、それはそのままau回線に対する好印象に繋がっています(以前、auと契約していた際にも、通信に関しては文句はありませんでした。サポートが最低でしたけれど…)。
そんな訳で、「IIJ」のau回線にも興味がある…という訳ですが、さすがに、LINEmobileまで増えてしまった保有回線数は、いい加減飽和状態ですので、契約までは行かないと思います💦
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楽天モバイル 050SIM
楽天モバイルは、スピードテストブーストなんてあまり芳しくない噂もあって、「FREETEL」と並んで、ワタシ的には避けたいMVNOなのですが、この新しいSIMは画期的じゃないの?…と、ぐっと引き付けられました。
正式な名称は「050データSIM powered by Viber」と言います。
通常、データSIMの契約だと「090/080」番号の電話は使えませんが、インターネットを利用した通話が可能な「IP電話」を契約する事で、「050」番号での通話が可能になります。
楽天グループには、「Viber」という無料メッセージアプリがあります。
機能はほぼLINEと同じで、トークでテキストや画像を簡単にやり取りできますが、この「Viber」には、「Viber out(バイバーアウト)」と呼ばれるIP電話機能が付属しています(これも「LINEout」と同じです)。
非常に安い料金で、スマホ向けに通話できるので、筆者も利用頻度の高いサービスです。しかもキャンペーンで、固定電話への通話が無料なので、店舗予約や問い合わせ等に利用しています。
でも一つ難点があって、着信相手にこちらの電話番号が通知されないんです。
そりゃそうです。ViberoutはIP電話であって、通常の電話ではないので電話番号自体を持っていないのですから…。
今回の「050SIM」は、こうしたViberoutのデメリットを解消しちゃっています。
なんと、データSIMに最初から「050」電話番号を乗せてしまおう…ということで、通常LINE/Viberでは非通知になる発信者番号が、ちゃんと相手に「050-***-****」等の電番が表示されるんです。
気になる通話料金は、なんと「当面無料」!
Viberは、この手のキャンペーンをよく実施しており、前述の通り、ずっと「固定電話宛の発信」は無料でしたし、最近では3分間限定での無料通話キャンペーンも行っていました。
今回の通話料無料も、「当面」ということなので、しばらく続けてくれるのかもしれません。
ちなみに、現時点のViberoutの通話料金は、ドル建てで、スマホ宛が9.8¢、固定電話宛が3.0¢です(102円換算で9.99円/3.06円となります)。
IP電話は緊急通報等の3桁番号への通話ができない致命的なデメリットがあるので、メイン回線には向かないと思いますが、サブ的な使い方でお得感がありそうです。
ただ残念なのは、高速通信1GB程度のミニマムなプランが用意されていないので、試してみる…には少々敷居が高いのが残念です。
低速200kbpsであれば「ベーシックプラン」が645円で利用できますが、高速LTE通信だと、最低でも3.1GBで1,020円となるようです。
こんなにサブ機向けのSIMも珍しい…と思うのですが、前述の「LINEmobile」の、高速LTE1GB/500円と比べると、無駄なコストになってしまう可能性が高いかもしれませんね。
「050データSIM powered by Viber」のサービス開始は2016年9月末だそうです。
こうして新しいサービスをチェックすると、「MVNOって面白いな」と思います。
次々に知恵を絞って新たなサービスを展開してくれて、それをチェックするだけで毎日飽きません(笑)。
おかげで、こんなブログも書けているんですが、最近は「趣味:格安SIMチェック」になっています(≧▽≦)
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