LINEモバイル~24時間スピードテスト(一部抜け)

LINEがMVNO事業に参入する!
そんなニュースが流れたのは今年(2016年)の春だったか、初夏だったか…の頃でした。
当初から、LINE通信量をカウントしない、上位プランではLINEのみならず「FACEBOOK」や「Twitter」を利用する通信もノーカウント…という独自のサービス内容が告知されて話題になっていました。
そんな「LINEモバイル」の利用が可能になったのは、9月初旬のことでした。
まずは、先行2万件の募集…ということで、早速、筆者もデータ専用プランである「LINEフリープラン」に申し込みました。
月額500円で、1GBの通信が利用できるプランです。
1GB/月額500円というのは、現時点の高速LTE使用のデータ専用プランの中でも最安値クラスになる料金設定です。
他社で言うと、「DMMmobile」や「DTIsim」がこのクラスのプランを提供しています。
注文したSIMが手元に届いたのは注文から2日後で、早速セッティング、完了後スピードテストを行いました。
その模様はこちらに詳しく記事にしていますのでご覧ください。
⇒「LINEモバイル~「LINEフリー」プランを使ってみました」
期待が大きすぎたのでしょうか、あまり芳しくない結果に急速に興味を失っていった感覚を覚えています。
翌月まで利用した場合、初月は無料…ということだったので、同じ500円を支払うなら利用できる最大期間利用しよう…ということで、即刻解約はしませんでした。
それからしばらくして、「あれ?最近サクサクじゃね?」と感じて、端末を差し替えて(端末自体の速度の問題があるので)計測してみると、なかなか立派な数値が出たんです。
現金なもので、速度が出る…という事になると、急に重要度アップで、メインの「UQmobile」に次いで第2位にポジションアップしました(つまりNo.2端末である「iPhone6s」に刺さった訳です~笑)。
そんな訳で、契約当初とはイメージが変わってきた「LINEモバイル」を24時間、1時間ごとのスピード計測を行うことにした次第です。
計測データは以下の通り。
- 使用端末は「iPhone6s」とする
- 計測アプリは「SpeedSpot」を使用する
- 計測は、毎時30分を目途に1時間ごとに計測する
- 計測結果はキャプチャ撮影し保存する
- 計測開始は10/2 14時台とし、終了は10/4 13時台とする
では計測結果です(*´▽`*)
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10月2日 14~23時の計測結果


14時台、15時台ともに下りで「30Mbps」以上の速度が出ており、ドコモ系SIMとしてはかなり優秀な数値だと思います。
「UQmobile」「Y!mobile」とも競り合えるような速度が最初から出てしまい、少々驚きました。
15時台はまあまあ利用者数が多めとされる時間帯ですので、この時間帯にこのスピードが出ていれば全く文句なしだと思います。
一方で、上りは14時台と15時台で大きな差異が見られましたが、15時台の2.70Mbpsでも余程大きなファイルをアップロードしない限りは問題ない速度かと思います。


続いて、16時台、17時台です。
16時台だけどうしても計測できず、この画像は翌日10/3の16時台に計測したものを表示しています。すみません💦
1日のうちでもかなり混雑する時間帯である17時台でも下り「26.23Mbps」が出えいるのは立派だと思います。
あれ?WiFiになってないよね?と確認するほど、速くて違和感を感じるほどの速度です(≧▽≦)


続いて、18時台、19時台。
18時台に、計測を開始してから最も遅い数値を計測、初の「10Mbps」台のが出ました。
このまま夜の混雑時間帯にズルズルと速度低下するのか…と思いきや、19時台ではまた「20Mbps」台に復帰、なかなかの強さを見せてくれました。


そしていよいよ夜の最混雑時間帯に突入…。
さすがに「30Mbps」台には届かないものの、「10~20Mbps」の下り速度を出し続けています。
一方、上りも夕方よりも速度を回復しており、十分に実用に耐える速度を維持できています。


初日最後の2時間も下り「10Mbps」台を維持し、夜の混雑時間帯でも問題なく高速通信が可能な状態を維持していました。
20~23時台の混雑する時間帯が継続する、MVNOにとってはかなりキツい時間帯ですが、数値的にももちろん、体感的にも非常に快適さを感じました。
下手すると、「UQmobile」よりも「図太さ」を感じさせる部分もあって、例えば、WEB閲覧時に、少し表示が渋る(なかなか進まない)場面でも、力づくで表示を進める…みたいな感覚がありました(個人的な感覚です)。
上りの速度も問題ありません。
10月3日 0~2時の計測結果


日付変わって10/3の0時台、1時台です。
一気に速度を回復し、20Mbps~30Mbpsの優秀な速度域を維持しています。
この時間帯になると、伸び伸びと表示している感じがして、WEBの下の方まで一気にストンと表示し終わる…みたいな心地よさがありました。

就寝前の最終は2時台の計測でした。
ここで数値的に「?」な10Mbps台が記録されましたが、計測し直すとちゃんと20台後半~30Mbps程度がでていましたので、たまたま電波の状況の問題かと思います。
まあ、こんな数値が出る事もある…ということで、あえて悪い方を載せておきますね(というより計測し直しの方はキャプチャ忘れた💦)。
10月3日 7~13時の計測結果


翌朝は、7時台から計測開始。
ちょっと意外に遅めの数値…なんて、あまりに前日の計測結果が良かったので思ってしまいましたが、ドコモ系MVNOのSIMである事を勘案すれば、十分以上に高速なんですよね。予想外の好成績に慣れてしまいました(笑)。
上りの数値も芳しくありません。


9時~10時台の計測結果もだいたい同じぐらいの速度です。
10~20Mbps程度の速度は、もういつでも出せる…って理解していいんでしょうかね?
だとすると、他社ドコモ系MVNOの速度よりは、数割増し…なかなり速度的には満足できるSIMかと思います。


問題の昼12時です。
11時台は普段通り…的な速度を出せていましたが、12時台に入ってガクンとスピードダウンしました。
「6.72Mbps」という数値は、一日の中で最も悪い(遅い)数値ですが、でも、6Mbps出ていれば実用上は問題ないんです。
ある方は、1Mbps以上であれば合格…と言っておられますので、それからすれば、6Mbpsは十分に優秀な数値ですが、他の時間帯が全て「10Mbps」超でしたので、あと一息頑張ってほしかったな…と言うのが正直な気持ちです。
何度か計測してみましたが、いずれもこんな感じの結果でしたので、これが「LINEモバイル」の昼12時台の実力なのかもしれません。

前日14時台から開始した計測も、13時台が最終です。
最後に、再び「30Mbps」超の数値を出して有終の美を飾ってくれました(*´▽`*)
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LINEモバイル 速度計測まとめ
\ | PIN | 上り | 下り |
0時台 | 60 | 25.59 | 4.23 |
1時台 | 54 | 31.08 | 1.87 |
2時台 | 55 | 17.36 | 1.50 |
3時台 | - | - | - |
4時台 | - | - | - |
5時台 | - | - | - |
6時台 | - | - | - |
7時台 | 47 | 11.34 | 1.76 |
8時台 | 51 | 24.30 | 0.75 |
9時台 | 54 | 12.28 | 0.75 |
10時台 | 54 | 22.57 | 0.67 |
11時台 | 55 | 17.32 | 0.97 |
12時台 | 57 | 6.72 | 0.60 |
13時台 | 55 | 34.68 | 2.92 |
14時台 | 64 | 38.56 | 7.23 |
15時台 | 63 | 33.17 | 2.70 |
16時台 | 52 | 39.06 | 23.48 |
17時台 | 62 | 26.23 | 0.97 |
18時台 | 60 | 18.40 | 2.62 |
19時台 | 60 | 23.49 | 1.95 |
20時台 | 59 | 22.17 | 4.34 |
21時台 | 59 | 12.71 | 2.84 |
22時台 | 59 | 17.67 | 2.92 |
23時台 | 60 | 13.59 | 3.11 |
表は、時間軸を0時~23時に組み直して表示しています。
■・・・30Mbps超
■・・・20Mbps超
■・・・10Mbps超
また、■は「下り:最低速」、「上り:1Mbps未満」を表します。
下りの測定結果で、昼12時以外で背景色がないマスがない…ということは、全ての時間帯で「10Mbps」以上の速度が出ている…という事ですが、これはかなりすごい事ではないかと思います。
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もちろん、「UQmobile」や「Y!mobile」とは比べるべくもありませんが、それでもドコモ系のSIMとしてはかなりの速度だと思います。
これはまだ正式に事業が開始されてから間がない事で、ユーザー数もあまり多くない事もあるでしょうし、当初からある程度の回線の太さを確保しているのかもしれません。
このままずっとこの速度を維持できれば素晴らしい事ですが、おそらくそうはならないと思いますし、他のMVNOでも「開業当時は速かった」という話しはよく聞きますよね。
ユーザー数が増加するにつれて速度が低下するのは致し方ないとして、どこまで低下するのか…という処が非常に重要になってきます。
「mineo」は、事業者の姿勢として非常に高く評価できる事は多くのユーザーが認めるところですし、私自身も「mineo」のファンです。
しかし、今年春ぐらいからのユーザー数の急増に回線増強が、やってもやっても追いつかない状況が続いていました。
最近でこそ、少しずつ速度が回復してきた…等の噂も耳にするようになりましたが、要するに、LINEモバイルのサービスの内容やユーザーに対する姿勢などが評価されてユーザー数が大きく増加する~つまり人気SIMとなるにつれて、回線速度の維持は非常に難しくなるのは、人気MVNOの宿命ともいえるものです。
豊富な資金力で回線増強がユーザー数の増加を上回り続ける…なんて神対応を続けてくれれば、現在の「高速通信」は維持されるのですが、果たしてLINEはその辺をどう考えているのか興味がありますね(≧▽≦)
余談ですが…

今回の24時間計測を行った結果、1GBの通信容量の残りは、僅か「151MB」になってしまいました💦
先月、全ての容量を使い切り、月が明けてやっと「1GB」に戻ったのですが、3日目にして残量「151MB」になってしまいました。
スピード測定アプリって、トラフィック食うんですよねえ(≧▽≦)
でも、食い過ぎじゃないのかなあ~~
絶対、月末まで持ちません…。。。
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