MAZDA CX-8試乗
久々のクルマ・ネタです。愛車KEを5回目の定期点検に持っていったついでに、CX-8に試乗してきました。
早いもので、後期型KEを購入してから今年7月には車検を迎えます。
今回は、5回目の定期点検で関東マツダ購入店に車を持ち込んだついでに、噂の「CX-8」に試乗してきましたので、簡単にレポートしてみます。
スポンサーリンク
うっかり、ETCカードを点検に出した車に入れたまま乗り出してしまい、試乗したのは一般道のみで、試乗予約が入っているとの事で、時間も30分以内と短いものでしたが、その「良さ」は乗り込んですぐ、走り始めてスグに分かりました。
直後に、比較のためにCX-5にも再度、試乗させて貰ったのですが、結論から言って「ぜっっっんぜん違うっ!」です(笑)。
CX-8は、CX-5の長いバージョンでしょ?なんて思っていたら、大間違い、まるで次元の違うクルマでした。
あの車が400万円そこそこだなんて、ちょっと衝撃的でさえあります(≧▽≦)
まず、車のドアを開けてシートに腰を下ろした瞬間に「あ、いいな」と思います。
シートがいいんです。
元々、KFのシートも悪くないな…と思っていたのですが、もうぜっんぜん違います。
座面が適度に柔らかく、体をすっぽり包み込むようにホールドしてくれて、それでいて芯はしっかり支えてくれる…といったらいいんですかね。試乗したのはシート表皮が布製でしたが、肌触りも悪くなかったです。
ショールームには皮シートもありましたが、表皮の違いがあっても、座った際の印象は同じでした。これ、かなり気に入りました。
「わぁ、このシートいいね」なんて営業さんに話しながら、「いってらっしゃませ」と閉められたドアにまた驚き。
一旦、自分でドアを開けて閉めてみましたが、半ドアになるな…と思うような感じの閉まり具合。
高級外車のような「バフッ」というまでではありませんが、かなり気密性は良さそうな閉まり具合にまた感心しました。
港北インター店は店前が幹線道路なので、周囲に車が少ない時にはそこそこ踏めるのですが、最初はちょっとトロさを感じました。
「あぁ、やっぱりデカいから重いんだとうな」なんて思っていたら、2000回転近くなるとモリモリ力が湧いてきて、車の大きさと不釣り合いなぐらいグイグイと前に出る感じが心地よかったです。
マツダの最上級車ですから、アクセルに過敏に反応しないように躾けられているのかもしれませんが、CX-5に搭載のものよりトルクを増したディーゼルエンジンは、車体の大きさ・重さを忘れさせるような心地の良い加速を味わせてくれました。
しかも、その動作1つ1つがジェントルなんですよね。
ガサツなエンジン音やロードノイズをきちんと遮音してあるので、音の静かさに対する加速がちょっとした異次元体験的な感覚でした。
CX-8を試乗していたら、比較したくなって試乗から戻って「すぐにKF乗れる?」とお願いして同じコースを走ってみましたが、もう異次元ぐらいの違いが歴然でした。
ドアの閉まる音から始まって、始動の際や、発進時のエンジン音、走行中のエンジン音やロードノイズや風切り音など、全てに渡ってCX-8が1枚も2枚も上という印象でした。
少し長めの直線を40~50km/hで流していると、本当に心地よいです。静かで快適、いざとなればちょっとアクセルに力を入れればグーっと前に出てくれて、ダルな感じがしないのも○でした。
市街地なので、強めのブレーキは試めせませんでしたが、街中での制動で不足を感じる事はありませんでした。
車体が重いだけに酷使した際のフェードは気になりますね。
この新しいCX-8の走る部分に関しては、シートの快適性も含め、かなり気に入ってしまいました。
スポンサーリンク
シートや走行フィールと対照的に、車内はオーソドックスな印象でした(悪いという意味ではありません)。
見慣れた昨今のマツダ車の室内で、WEBニュースなどで高級感があると書かれていましたが、そう高級な感じでもないかな?
高級と言っても色々ありますが、ゴージャスではないです(笑)。質実剛健なイメージに少し色のトーンや光物を控えめに入れた…という感じでしょうか。
ドアからダッシュボード周りはもう少し上質感があってもいいのでは?と思いますが、長く使うならこれぐらいの方が飽きが来ないのかもしれません。
もちろん、私のKEからすればかなり上質ですが、それでも、高級車然とした感じではないです。
ステアリング回り・メーター類は見慣れた景色です。KEにない装備としてはヘッドアップディスプレイでしょうか。速度はもちろん、標識も表示してくれるので、「ここって何キロだっけ?」なんて事がなくなりそうです。欲しいです。
大きなセンターコンソール。KFの時も大きいなと感じましたが、さらに大きくなりました。装備や配置は見慣れた感じです。
オーバーヘッドのコンソールも大型化。
ダッシュボード周りやドア付近もKFによく似ています。
基本的には大きく立派になった部分もありますが、お馴染みのマツダ車のイメージを踏襲していて、乗り換えても違和感はありませんし、操作に戸惑う事はないと思います。
そういうのって大事だと思うんですよね。運転って、同乗者や歩行者・周辺の他車などの命を預かる側面もありますから、操作が大幅に変わってしまって気を取られるようでは困ると思うんです。
そういう意味では、マツダのエアコンは非常に使いづらいですが、CX-8でも大きな変化なく、小さなスペースにボタンやダイアルを詰め込んでいて「見ないで操作」は望めません。これ、何とかなりませんかねえ。
左右独立エアコンである事も無意味とは言いませんが、それより風の出口や風量などを左の大きなダイアルを二重にする等で集約すれば、エアコン操作がもう少しブラインドでできるようになりそうですけれど…。
今のマツダ車、エアコンだけには拍手できないワタシがいます。
キャプテンシートタイプだと6人乗り、ベンチシートタイプだと7人乗りです。
センターがウォークスルータイプのキャプテンシートが使いやすいしカッコいいかなーなんて思いました。
上級グレードだと、2列目にもシートヒーターがあるようです。
KFに似た顔立ちですが、ほんの気持ち優しい表情をしているかな?という感じでしょうか。いや同じかな、分かりません(笑)。
3列目がある事でボディは長めなので、最初の数回は右左折で内輪が気になりましたが、ボディサイズがKFと同じのためか、すぐに慣れて大きさを持て余すという事はありませんでした。
スポンサーリンク
走行中に、平均燃費を表示させてみましが「9.6km/L」という数値でした。
ミニバンとかに乗った事がないので、比較対象としてこの数値がどんなものか分かりませんが、きっと、試乗はラフに走るでしょうし、加速をテストする方も多いでしょうから、実際に使えばもっといいのかもしれませんね。
我が家は夫婦二人なので、CX-8は次期愛車候補にはなりませんが、試乗しといて良かったかもしれません。
と言うのも、3月ごろに、CX-8のトルクアップしたディーゼルエンジがKFにも乗るみたいですし、防音・遮音を対策するという情報があったからなんです。
どこまで静かになるか分かりませんが、もし試乗していなくてCX-8との決定的な違いを体感していなかったら、せっかくの情報もスルーしていたかもしれません。
今回試乗したCX-8並みの静粛性をKFが手に入れたら、KFの顔が嫌いでKEに乗り続けるワタシも、ちょっと食指が動いてしまうかもしれません(それほどCX-8の静粛性は違うという事です)。
いま、KFを購入予定の方は、少し待った方がいいかもしれませんよ(*^▽^*)
今回は久々の車ネタで、試乗したCX-8について書いてみました。
スポンサーリンク
コメント